自己破産をすると、5年程度は信用情報に記録が残ります。そのあいだ大手消費者金融や銀行からの借入は難しくなりますが、中小消費者金融であれば審査の対象になることがあります。
この記事で紹介するのは、自己破産から2年という状況で、中小消費者金融4社に同時申込みをした方の体験談です。結果は、セントラル50万円、いつも10万円、アルコシステム10万円、AZ10万円。4社すべてで審査に通り、合計80万円の融資枠を得ています。
なぜ全社で可決できたのか。属性や借入状況にどんな条件が揃っていたのか。各社の対応にどんな違いがあったのか。実際の審査結果をもとに解説します。
あわせて、同時申込みが何社までなら現実的なのかについても整理します。この方のように全社可決というケースは、誰にでも当てはまるわけではありません。
大手で通らなかった方へ。独自の基準で柔軟に審査いたします。
【最短30分審査】来店不要、スマートフォンのみで手続きが完結します。
※原則在籍確認の電話なし。ただし、審査の過程で勤務先への在籍確認が必要な場合がありますが、事前連絡なしに実施されることはなく、必ず事前にお客様へ確認いたします。
なお、この記事は株式会社日本信用情報機構(JICC)、金融庁、日本貸金業協会、一般社団法人日本クレジット協会、お金を借りる相談所に寄せられた口コミをもとに執筆しています。
本記事の監修者:南 圭介(ファイナンシャルプランナー、日本FP協会所属)
※当コンテンツの内容はお金を借りる相談所に寄せられた口コミと取材による独自の見解です。審査通過を保証するものではないことを予めご了承ください。
自己破産2年の公務員が中小消費者金融4社に同時申込みした結果
まず、申し込んだ方の状況から確認します。
33歳・男性、愛知県。公務員として勤続8年、年収607万円。妻と子どもの3人暮らしです。2年前に自己破産を経験しており、アローから20万円の借入が1件あります。
自己破産の原因は、本人の浪費ではありませんでした。両親が抱えた事情によって家計が破綻し、自己破産に至ったという経緯です。
その後は公務員として真面目に働いてきましたが、示談金として100万円を支払う必要が生じました。用意できるのは20万円だけで、80万円が不足している状態です。
4社の審査結果
自己破産から2年という状況では、大手消費者金融や銀行の審査は通りません。中小消費者金融を4社選んで、同時に申し込んでいます。
| 業者名 | 審査結果 | 融資額 |
|---|---|---|
| セントラル | 可決 | 50万円 |
| いつも | 可決 | 10万円 |
| アルコシステム | 可決 | 10万円 |
| AZ | 可決 | 10万円 |
4社すべてで可決し、合計80万円。必要としていた金額をちょうど確保できた形です。
なぜ4社に分けたのか
1社から80万円を借りるという方法も考えられますが、現実的ではありませんでした。
中小消費者金融の初回融資額は、多くが10万円から30万円程度です。50万円を超える枠が初回で出ることは稀で、80万円ともなればさらに難しくなります。
そこで、複数社から少しずつ借りて合計額を確保するという方針を取っています。1社ずつ順番に申し込んでいては時間がかかるため、4社に同時に申し込む形を選びました。
セントラル・いつも・アルコシステム・AZの対応を比較
4社すべてで審査に通ったとはいえ、手続きの進み方や対応にはそれぞれ違いがありました。
セントラルは書類で在籍確認、セブン銀行ATMも使える
公務員という職業柄、職場への電話は避けたいという事情がありました。セントラルは原則として書類による在籍確認に対応しているため、申し込みの際に相談したところ、勤務先への電話なしで手続きが進んでいます。
「電話対応はとても丁寧で、いい意味で中小消費者金融のイメージが壊れました。在籍確認なしにしてくれたのもポイントが高いですね」
もうひとつ、セントラルにはキャッシングカードがあります。セブン銀行ATMから24時間365日いつでも借入と返済ができるため、限度枠の範囲内であれば審査を受け直す必要もありません。50万円の枠を持っている今回のケースでは、必要になったときに追加で引き出せるということになります。
他の3社は銀行振込での対応が中心なので、この点はセントラルが際立っています。

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いつもはFAX契約に手間がかかる
いつもも在籍確認の電話はなく、対応も丁寧だったといいます。
ただし契約の方法に違いがありました。いつもの契約は、セブンイレブンのマルチコピー機で契約書を印刷し、記入してFAXで返送するという手順です。
「ここも丁寧な対応で好印象です。ただ、契約方法がFAXを使うのでちょっと面倒でした」
書類のやり取り自体はLINEで完結するのですが、契約書だけはコンビニへ出向く必要があります。急いでいる場合や、外出が難しい状況では、この一手間が効いてきます。
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※原則、職場への電話連絡・自宅への郵送物はありません
アルコシステムは審査スピードが速い
アルコシステムは、手続きの速さが印象に残ったようです。
「丁寧な対応ですし、手続きもめちゃくちゃ早く驚きました。アルコシステムも在籍確認なしにしてくれました」
アルコシステムはWEB完結に対応しており、書類による在籍確認の相談も可能です。当サイトに寄せられた口コミでも、朝に申し込んで昼までに振込という報告が複数あります。
融資額は10万円と少なめですが、スピードを重視する場合には有力な選択肢になります。
どこも通らなくて困っている方の「最後の相談先」として選ばれています。
※創業1983年の老舗。24時間WEBから全国受付中。
AZは事務的な対応だが審査は早い
AZについては、対応の印象が他の3社と分かれました。
「他の3社と比べると事務的な対応でちょっと怖かったですが、審査は早かったです。AZも在籍確認なしにしてくれました」
事務的という評価は、見方を変えれば余計なやり取りがないということでもあります。電話でのヒアリングを負担に感じる方にとっては、むしろ楽だと感じられるかもしれません。
なお、AZは追加借入や増額に期待しにくいという報告が当サイトには寄せられています。つなぎ資金として使い、早めに返済する前提で考えておくほうがよいでしょう。
4社に共通していたのは在籍確認の電話がなかったこと
今回の4社は、いずれも勤務先への電話による在籍確認を行いませんでした。
公務員という属性、年収607万円、勤続8年、他社借入1件のみという状況であれば、返済が滞る可能性は低いと判断されます。そうした場合、わざわざ勤務先へ電話をかけて確認する必要がない。この判断が4社に共通していたということです。
逆に、信用情報に問題があったり、他社借入が多かったりする場合は、電話での確認が行われる可能性が高まります。在籍確認の扱いは業者の方針だけでなく、申込者の状況によっても変わるということです。
→ セントラルの在籍確認は電話なし?実例から確認方法まで解説
4社同時申込みで全社の審査に通った理由
自己破産から2年という状況で、4社すべてに通るのは珍しいケースです。なぜこの結果になったのか、条件を分解してみます。
年収607万円・勤続8年という属性
まず、収入と勤務先の安定性です。
年収607万円は、当サイトに寄せられた自己破産後の体験談のなかでも高い水準にあります。公務員という職業柄、雇用が途切れるリスクも小さい。勤続8年という実績もあります。
自己破産の記録が信用情報に残っていても、中小消費者金融が見るのは現在の返済能力です。毎月いくら入ってきて、返済に回せる余裕がどれだけあるか。この点で、今回のケースは明確に有利でした。
他社借入が1件のみだった
申し込みの時点で、他社からの借入はアローの20万円が1件だけでした。
借入件数が多いと、審査は慎重になります。複数社に返済している状態では、新たな返済を上乗せする余裕があるのか判断しにくいためです。当サイトの事例でも、他社借入が3件を超えると否決が目立つようになります。
1件20万円という状態は、貸す側から見れば余裕のある状況です。
総量規制の枠に余裕があった
ここが最も大きな要因だと考えられます。
貸金業者は、年収の3分の1を超える貸付けができません。年収607万円であれば、上限は約202万円です。
すでにアローから20万円を借りているので、残りの枠は約182万円。今回の4社で合計80万円を借りても、まだ100万円ほどの余裕がある計算になります。
同時申込みでは、この残り枠が重要な意味を持ちます。審査の結果が出るたびに、他社で借りられる枠は目減りしていくからです。最初にセントラルで50万円の枠が確定すると、その分は他社の計算に入ってきます。
年収607万円という水準があったからこそ、4社分の枠を確保できたということです。
セントラルだけ50万円の枠が出た理由
4社のうち、セントラルだけが50万円。他の3社は10万円でした。
理由のひとつは、業者ごとの初回融資額の方針です。セントラルの初回融資額は10万円から50万円が中心で、属性次第ではそれ以上という報告もあります。一方、アルコシステムは上限が50万円、AZは10万円から20万円程度が目安とされています。そもそも出せる金額の幅が違うということです。
もうひとつは、申し込みの順序と枠の消化です。セントラルの結果が先に出ていれば、その時点では総量規制の残り枠が大きく、大きな金額を提示しやすい状況にありました。
そして、公務員・年収607万円・勤続8年という属性が、セントラルの基準に合致したこと。この3つが重なった結果と考えられます。
誰にでも当てはまる結果ではない
ここまでの条件を見れば分かるとおり、今回のケースは属性に恵まれていました。
年収が300万円であれば、総量規制の上限は100万円です。他社借入が20万円あれば、残りは80万円。4社で80万円を借りれば、それで上限に達してしまいます。実際には、4社目の審査時点で枠が残っていないという事態になるでしょう。
年収や勤続年数に自信がない場合、同じやり方は通用しません。この点は次の項目で詳しく説明します。
中小消費者金融への同時申込みは何社までが現実的か
今回のケースは4社同時で全社可決でしたが、これを標準と考えるのは危険です。何社までなら現実的なのかを整理します。
属性に自信がなければ2社まで
年収や勤続年数に不安がある場合、まずは2社に絞ることをおすすめします。
理由は、前の項目で説明した総量規制の残り枠です。年収300万円であれば上限は100万円。他社借入がある状態で4社に申し込んでも、後から結果が出る業者には枠が残っていません。
2社であれば、どちらかに通る可能性を確保しつつ、枠の目減りも抑えられます。結果を見てから次を検討するほうが、結局は早く目的に届きます。
組み合わせるなら、審査の傾向が違う2社を選ぶのが効率的です。セントラルといつもは、中小のなかでも審査が慎重な部類に入ります。この2社だけを並べると、どちらも通らないことがあります。
セントラルとアロー、いつもとアルコシステムといった形で、性格の違う業者を組み合わせるほうが現実的です。


申込ブラックとの関係
短期間に何社も申し込むと、その記録が信用情報に残ります。保存期間は6ヶ月間で、他社が審査の際に照会すれば見ることができます。
いわゆる申込ブラックと呼ばれる状態ですが、中小消費者金融では件数だけで否決することは少ないというのが、当サイトが取材した範囲での実態です。
ある審査担当者は、こう話していました。
「申し込み件数が5件だろうが10件だろうが、それだけで落とすことはまずありません。知りたいのは、なぜそれほど申し込む必要があったのかということと、今うちが貸して返せる状態にあるかという2点だけです」
つまり、件数そのものより返済能力が見られているということです。今回の4社同時申込みが成立したのも、この考え方があるためだと考えられます。
とはいえ、記録が並ぶこと自体が有利に働くわけでもありません。大手消費者金融に申し込む可能性を残しておきたいのであれば、件数は抑えておくべきです。
申し込みブラックの扱いについては、以下の記事で詳しく解説しています。
→ 申し込みブラックは本当にある?中小消費者金融の審査担当者に聞いた件数の扱い
申し込む順番を考える
同時申込みといっても、結果が出る順番は業者によって変わります。
審査の速い業者から先に結果が出るため、その時点で枠が確定していきます。大きな金額を借りたい業者があるなら、そこを先に申し込むか、あるいは他社の結果が出る前に手続きを進めるという考え方もあります。
ただし、これは狙って調整できるものではありません。現実的には、必要な金額を明確にしたうえで、それを満たせる業者から順に検討するという進め方になります。
借入先を増やすことのリスク
最後に、これは記事の主旨とは逆になりますが、書いておきたいことがあります。
今回のケースでは4社から合計80万円を借りています。必要な金額を確保できた一方で、返済先が5社に増えました。既存のアローを含めると、毎月5社への返済が発生します。
返済の管理が煩雑になりますし、1社でも遅れれば信用情報に記録されます。将来的に増額を申し込む際にも、他社借入が多い状態は不利に働きます。
まとまった金額が必要なときに複数社から借りるという方法は確かに有効ですが、そのあとの返済まで見通したうえで判断してください。返済が回らなくなるようであれば、債務整理という選択肢を先に検討すべき場合もあります。
中小消費者金融の同時申込みに関するよくある質問
自己破産から2年でも審査に通りますか?
通る可能性はあります。今回の方は免責から2年で4社すべてに通っています。ただし、自己破産の記録があること自体は不利に働くため、現在の収入や勤続年数が評価される必要があります。当サイトの事例では、免責から1年6ヶ月で可決したケースもあります。


同時に申し込むと、各社にバレませんか?
分かります。申し込んだ記録は信用情報に登録され、他社が審査の際に照会できるためです。ただし中小消費者金融の場合、それを理由に否決することは少ないというのが実態です。隠そうとせず、申し込み状況を正直に伝えるほうが信頼されます。
4社から借りると返済はどうなりますか?
各社に毎月返済することになります。今回のケースでは、セントラル50万円、いつも10万円、アルコシステム10万円、AZ10万円に加えて、既存のアロー20万円で計5社です。返済日も金額もそれぞれ異なるため、管理には注意が必要になります。1社でも遅れれば信用情報に記録されます。
1社だけで80万円を借りることはできませんか?
初回では難しいでしょう。中小消費者金融の初回融資額は10万円から30万円程度が中心で、セントラルでも50万円が上限に近い水準です。80万円という金額を初回で確保するには、複数社に分けるか、返済実績を積んで増額するかのどちらかになります。
総量規制の上限はどう計算しますか?
年収の3分の1です。年収300万円なら100万円、年収600万円なら200万円。これは1社ごとではなく、貸金業者からの借入をすべて合算した金額です。銀行のカードローンや住宅ローン、奨学金は対象外なので、計算には含めません。


審査に落ちた業者があっても、他社に影響しますか?
否決になった事実そのものは信用情報に登録されません。記録されるのは申し込んだという事実だけです。ただし、申込記録が並んでいれば、そのあと契約に至っていないことは推測されます。
まとめ
自己破産から2年という状況で、中小消費者金融4社に同時申込みをして全社可決。合計80万円を確保したという事例を紹介しました。
この結果が成立した背景には、年収607万円・公務員・勤続8年という属性と、他社借入が1件20万円のみという状況がありました。総量規制の上限が約202万円あったため、4社分の枠を確保する余裕があったということです。
同じやり方が誰にでも通用するわけではありません。年収300万円であれば上限は100万円。4社に申し込んでも、後から結果が出る業者には枠が残っていない可能性があります。
属性に自信がないのであれば、まずは2社に絞ってください。そのうえで、審査の傾向が違う業者を組み合わせる。結果を見てから次を検討する。この進め方のほうが、結局は確実です。
そして、借入先が増えれば返済の負担も増えます。必要な金額を確保することと、そのあと返し続けられることは別の問題です。返済の見通しを立てたうえで、判断してください。
大手で通らなかった方へ。独自の基準で柔軟に審査いたします。
【最短30分審査】来店不要、スマートフォンのみで手続きが完結します。
※原則在籍確認の電話なし。ただし、審査の過程で勤務先への在籍確認が必要な場合がありますが、事前連絡なしに実施されることはなく、必ず事前にお客様へ確認いたします。








