公立中学校入学にかかる費用~制服や通学鞄の値段~

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中学校の費用 子供のお金

公立中学校の3年間でかかる教育費・学費・給食費~就学援助制度~

奥野めぐみ

公立中学校は何にどのくらいのお金がかるのでしょうか?

お住まいの地域によって違いはありますが、「公立中学校の3年間でかかる教育費・学費・給食費~就学援助制度~」をまとめましたので中学入学の費用の目安としてご活用ください。

公立中学校3年間にかかる学費

文部科学省の「平成30年度の子供の学習費調査」によりますと、公立中学校1~3学年にかかる費用は以下のようになります。

1年生456,582円
2年生436,183円
3年生569,348円

公立中学校でかかる学校教育費

公立中学校では年平均で、学校教育費は138,961円、学校給食費は42,945円の費用がかかります。具体的には何にいくらかかるのでしょうか。

※《》内は文部科学省調べの1年間にかかる金額です。

授業料 《無償》

公立中学校の授業料は無償です。

教科書代 《無料》

教科書代は「義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律」により無料です。

給食費 《42,945円》

私の子供が通っている中学校の給食費の保護者負担は、月額5,000円くらいです。

副教材費・学用品代 《25,413円》

私の子供の中学校の副教材費は、郵便局から引き落としされている学年費でまかないます。美術で使うポスターカラーや、家庭科で使うエプロンキッドなどを購入しているようです。

学校納付金 《16,758円》

公立中学校は入学金が不要なので、出費はPTA会費などです。私の子供の通っている中学校のPTA会費は、覚えていませんが世帯ごとに2~3千円位だと思います。

PTA会費は各学校によりばらつきはありますが、年間で2,000~10,000円位ではないでしょうか。

遠足・修学旅行費 《26,217円》

私の子供の中学校は、2年生で宿泊学習(1泊)に行き、3年生で修学旅行(2泊)に行きました。

クラブ活動費・鑑賞会費《29,308円》

部活に加入するしないにもよりますし、そろえる道具や力の入れ方などにより金額に大きな差があります。

詳しく知りたい方は「中学校の部活動でかかる費用※準備中」をご覧下さい。

制服・通学関係代 《37,666円》

制服や体操着は学校指定ですので、各学校により値段に違いがありますが、制服の冬服上下は3~5万円位ではないでしょうか。

通学鞄やYシャツが指定の学校とそうではない学校があります。

詳しく知りたい方は「制服や通学鞄の値段※準備中」をご覧下さい。

私の子供の場合

制服代や体育ジャージ、体育館シューズなど入学準備にかかった費用は全て合わせて10万円でお釣りがきました。

私の子供の中学校では、給食費と学年費と修学旅行の積み立てなどを合計平均した金額が、毎月引き落とされます(毎年4月を除く)。給食費や学年費、修学旅行積み立てなどで集金される金額は、3年間で合計33万円です

  • 1年生:11,000円×11ヶ月
  • 2年生:11,000円×11ヶ月
  • 3年生:8,000円×11ヶ月

途中で購入する柔道着(約5,000円)や部費の集金などで、数回現金を持っていった記憶はありますが、現金の集金はほとんどありませんでした。

部活動は陸上部に所属し、引退までにかかったおおよその費用は14万円です

  • 部費:5,000円×3年分
  • 練習用ランニングシューズ:8,000円×6足
  • ユニフォーム:10,000円
  • 部でお揃いのジャージ:16,000円
  • ウインドブレーカー:20,000円
  • 練習用のTシャツ(市販のもの):3,000×10着
  • 水筒:5,000円
  • 試合交通費:実費
  • 全国大会出場:旅費等実費

中学校で比較的費用がかかるものに、宿泊学習のために購入したバッグや、修学旅行時の食事や交通費(5,000円)おこづかい(15,000円)などもあります。

就学援助制度とは

経済的な理由により、学校での学習等に必要な費用の支払いにお困りの世帯に対して「就学援助制度」を設けています。

中学校の補助対象品目

自治体により違いはありますが、私の住んでいる福岡市では以下のような支給内容になっています。

支給項目対象学年支給額備考
給食費全学年実費平常月額5,000円
学用品費等1年生1学期
14,160円
2~3年生1学期
16,430円
全学年2学期
6,800円
全学年3学期
4,080円
入学準備金1年生60,000円
修学旅行費2年生対象経費の
実費
上限
60,910円
社会科見学費援助対象外援助対象外援助対象外
校外活動費
(宿泊を伴うもの)
全学年対象経費の
実費
上限
6,210円
卒業アルバム代等3年生対象経費の
実費
上限
8,800円
体育実技用具費
(柔道着のみ)
全学年実費上限
7,650円
通学費全学年必要と
認められる額
(6km未満は上記の2分の1)
通学距離
3km以上
公共交通機関利用
災害給付金全学年必要と認められる額学用品等再購入費

学用品の具体的な援助項目は、ノートなど文具の購入費と社会科見学等での交通費や見学料などです。

就学援助制度の対象者

経済的に困難かどうかは各自治体が判断しますので、基準に多少の違いはありますが、概ね以下のいずれかに該当する家庭です。

就学援助制度の対象者
  • 生活保護の廃止・停止を受けたがなお経済的に困っている方
  • 市民税が非課税であるか,または減免の適用を受けている方
  • 国民年金または国民健康保険の保険料の全額減免を受けている方
  • 職業安定所登録の日雇い労働者の方,または生活福祉資金貸付制度の貸付を受けている方
  • ひとり親家庭などで児童扶養手当を受けている方
  • 保護者の市民税、所得割額と県民税、所得割額の合算が基準額以下である方

就学援助申請の手続き

お子さまが4月以降通学する中学校か教育委員会学校教育課へお問い合わせください。

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奥野めぐみ

専門知識: 奥野めぐみは活水女子短期大学卒業後、消費者金融業界で5年間の経験を積み、貸金業務取扱主任者の資格を取得し、3級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を保持しています。彼女の専門知識は金融分野における実務経験に基づいています。
学歴: 活水女子短期大学卒業
職歴: 消費者金融業界での5年の経験
資格: 貸金業務取扱主任者の資格、3級ファイナンシャル・プランニング技能士

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