中学生・高校生のスマホ~保有率や使用料~持たせる場合のルール

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中学生・高校生のスマホ~保有率や使用料~持たせる場合のルール

奥野めぐみ

中高生にとってスマホは当たり前のコミニケーションツールです。

親としてはスマホの危険性ばかりが心配になります。

しかし、スマホで子供が間違うことがあってもそれを教訓に成長できるはず。

このページでは「中学生・高校生のスマホ~保有率や使用料~持たせる場合のルール」を紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

高校生のスマートフォンの保有率

総務省の約12,626人の公立・私立の高校1年生を対象に調査した、2018年度「青少年のインターネット・リテラシー指標等」によりますと、スマートフォンを持っている割合は95.8%です。

ちなみにパソコンやタブレット、ゲーム機などのインターネット接続機器を保有している割合はなんと99.7%です。

高校生のスマートフォンの利用時間

平日2〜3時間
休日3〜4時間

学生の携帯電話の利用料

学生の携帯電話の利用料は、各社学生割引サービスなどを用意していますが、毎月どのくらいかかるのでしょうか。

MMD研究所の平成27年調べ「中高生の携帯電話に関する調査」で携帯電話利用料を見てみましょう。

中学生の携帯電話の利用料

この調査結果は携帯電話の利用金額ですので、スマートフォンだけではなく、比較的安価な携帯電話端末の「キッズケータイ」や「ガラケー」を使用している人も約3割含まれた金額になります。

中学生の携帯電話の利用料
平均額3,671円

高校生の携帯電話の利用料

約9割の高校生がスマートフォンを利用しています。

高校生になるとアルバイトで収入を得る学生もいますが、8割以上は親が払っているという調査結果もあります。

高校生の携帯電話の利用料
平均額5,263円

中高生の携帯電話の利用状況

携帯電話を通じたインターネット利用状況

中高生は携帯電話やスマートフォンでどのような事に使用しているのでしょうか。内閣府発表の平成30年度「青少年のインターネット利用環境実態調査」で見てみました。

中学生の携帯電話の利用状況

高校生の携帯電話の利用料
メール、SNS76.2%
動画視聴74.9%
ゲーム66.7%
音楽視聴63.2%
情報検索53.5%

高校生の携帯電話の利用状況

高校生の携帯電話の利用料
メール、SNS89.9%
動画視聴85.2%
音楽視聴78.8%
ゲーム71.5%
情報検索66.7%

中高生にとってスマホは当たり前のコミニケーションツール

中学生、高校生ともにスマホの利用目的で一番が多いのが「メール・SNS」。

私(30代後半)にはピンときませんが、スマホネイティブ(生まれた時からスマホが身近にある)世代の中高生にとってスマホは当たり前のコミニケーションツールになっているようです。

簡単にネットにつながるスマホは悪意ある他人とも簡単に繋がってしまう危険性もありますが、スマホから始まる新しい可能性も秘めているので上手に使って欲しいですね。

キャリアの携帯電話を所有する中高生の母親のうち、約2割が子どもの携帯電話を格安スマホ(格安SIM)へ乗り換えることを検討中

キャリアのスマートフォンを子供に持たせている中高生の母親の21.2%が格安スマホ(格安SIM)へ乗り換えることを検討しています。

格安スマホでもUQモバイルやY!mobileなら中高生に人気のあるiPhoneを利用できます。

利用料金はキャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)の半額程度になるので料金が気になる方にはおすすめです。

私の子供も中学入学を気にスマホを持つようになりましたが、格安SIMのUQモバイルでiPhoneをつかっています。ちなみに私もUQモバイルを利用してます!

母親が中高生の子どもに持たせる携帯電話端末に必要だと思う機能 「通話・メール・防犯」

母親が中高生の子どもに持たせる携帯電話端末に必要だと思う機能は「通話・メール・防犯」が多くなっています。

「通話・メール」はLINEの利用が多く、「防犯」はスマホの位置確認アプリの利用が多くなっています。

スマートフォンを持たせる場合のルール

スマートフォンを持たせる場合、皆さんの家庭ではどのようなルールを設けていますか?

私が子供にスマートフォンを持たせるにあたって約束したことをご紹介します。

チェックリスト
  • 成績が落ちたら没収する
  • 親に見せられないメッセージを送らない
  • 個人情報をSNSに載せない
  • 個人を特定される画像をSNSに載せない
  • 友達の写真をSNSに載せない
  • 自分の裸の画像をSNSに載せない、誰にも送らない
  • 知らない人と会わない
  • 自分が性的対象となるような動画・画像をSNSに載せない

私の子供は女の子なので特に「性的」で注意が多くなっています。

女子中学生や女子高生が成人男性の性的被害にあうニュースが毎日のように報道されているので心配しています。

それから自分や友達も含めて個人が特定されてしまう情報をツイッターやYouTubeに載せないように注意しています。

スマホの使用時間については特にルールを設けていません。

成績が落ちたら没収すると約束しているので、勉強もそれなりに頑張っているようです。それに部活が忙しくてスマホばかりやっている暇もないようです。

母が息子に送った「iPhoneの18の約束」

新聞やテレビでも話題になったアメリカのグレゴリーホフマンという少年のお母さんが、13歳の息子へクリスマスプレゼントにiPhoneを贈った時の話です。

そこに添えられた使用契約書がプライバシーやネット依存、対人関係などと向き合った素晴らしい内容でした。本文は長文ですので、私が感銘を受けたり取り入れたいものを幾つか抜粋してみました。

  • このiPhoneは私が買いました。支払いも私がしています。
  • 電話には礼儀正しく「Hello」と出ること。
  • 平日はPM7:30、週末はPM9:00に私に親に預けること。AM7:30まで電源がオフになります。
  • パスワードは報告すること。
  • 失くしたり破損させた場合は、働くかお小遣いで修理費用をカバーして下さい。こういうことは起こるので費用を準備していて下さい。
  • iPhoneで嘘を付いたり、人を馬鹿にしたり、傷つける会話に参加しない。
  • 面と向かって言えない事をメールで送らない。
  • ポルノ禁止。質問があれば誰かに聞きなさい。なるべく私かお父さんに聞いて。
  • 他の人に大事な部分の写真を送ったり、貰ったりしない。映像や風評を消すのは難しい。
  • 時々、家に携帯を置いて行きなさい。携帯なしで生活することを覚えて。
  • 約束を守れなかったら没収します。もう1度話し合いやり直しましょう。一緒に答えを出して行きましょう。

スマホとの向き合い方

昔々のことですが、テレビが各世帯に普及すると「一億総白痴化」と評してテレビを批判してたそうです。

その後、漫画もアニメもゲームもパソコンも同じように古い世代の人たちから批判を受けました。

しかし、どれも今では当たり前のツールとして認知されています。

スマホも同じです。

親としてはスマホの危険性ばかりが目につくこともありますが、その便利な面は見逃せません。

スマホを持つことで子供が間違いを犯すこともあるかもしれませんが、それを教訓に成長することができるはずです。

大切なのはスマホを使ったイジメやネットリンチ、性的な被害にあうなど自分や他人の人権を踏みにじるような致命的な間違いを犯さないように親が導いてあげることです。

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奥野めぐみ

専門知識: 奥野めぐみは活水女子短期大学卒業後、消費者金融業界で5年間の経験を積み、貸金業務取扱主任者の資格を取得し、3級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を保持しています。彼女の専門知識は金融分野における実務経験に基づいています。
学歴: 活水女子短期大学卒業
職歴: 消費者金融業界での5年の経験
資格: 貸金業務取扱主任者の資格、3級ファイナンシャル・プランニング技能士

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