いつもでおまとめした4人の口コミ・体験談|多重債務や債務整理中でも最短即日で一本化

返済日が月に何度もやってきて、そのたびに残高を確認しては足りない分をどこかで埋める。そんな生活を続けていると、自分がいくら借りていて、いつ終わるのかさえ分からなくなってきます。

この状況から抜け出す手段のひとつが、おまとめローンです。複数の借入を1社にまとめることで返済日は月1回になり、借入総額が100万円を超えれば上限金利も下がります。ただ、実際に審査に通るのかどうかは、記事を読むだけではなかなか判断がつかないところでしょう。

この記事では、消費者金融いつものおまとめローンを実際に利用した4人の口コミを紹介します。事故歴のない27歳の会社員から、個人再生の支払い中だった51歳の男性、自己破産から3年の37歳、セントラルのおまとめ審査に落ちたあと一本化できた33歳の女性まで、状況はさまざまです。

4人に共通していたのは、いつもから「他社を完済する条件で融資する」という提案を受けている点でした。申し込みから振込までの流れや提出書類、在籍確認の有無もあわせて紹介します。返済総額がかえって増えてしまった例も含めて、契約前に知っておきたいことを整理しました。

本記事の監修者:南 圭介(ファイナンシャルプランナー、日本FP協会所属)

目次

いつもで他社の借入をまとめる2つの方法|おまとめローンとフリーローンの違い

いつもは高知県に本店を置く消費者金融で、全国から来店不要で申し込めます。複数の借入をまとめたい場合、いつもには2つの道が用意されているのですが、この違いを知らないまま申し込む方が意外に多いところです。

ひとつが、貸金業法に基づくおまとめローンです。契約額は1万円から500万円、貸付利率は4.8%から18.0%、返済期間は2ヶ月から5年の範囲で設定できます。

この商品の最大の特徴が、総量規制の例外という位置づけになります。通常の借入は年収の3分の1までしか認められませんが、おまとめローンは利用者にとって一方的に有利な借換えとして扱われるため、この枠を超えていても契約できる仕組みです。すでに借入がかさんでいる方でも相談できるのは、この設計があるからにほかなりません。

そのかわり制約もあります。融資額は借換えの対象となるローン残高の範囲内に限られるため、他社に60万円の借入がある方が100万円を借りるということはできません。契約後は返済専用となり、追加で借りることも不可能です。

もうひとつの道が、通常のフリーローンで他社の完済を条件に融資を受ける形になります。商品としてはおまとめローンではないため、総量規制の枠内に収まることが前提です。ただし融資額が既存の残高に縛られないので、他社の完済に必要な金額より多く借りられる場合があります。追加融資も可能ですし、最大60日間の無利息サービスも、こちらであれば条件次第で適用されます。

2つの違いを整理すると次のようになります。

項目おまとめローンフリーローン(他社完済が条件)
契約額1万円〜500万円審査により決定
貸付利率4.8%〜18.0%(実質年率)審査により決定
総量規制例外(年収の3分の1超でも可)対象(年収の3分の1まで)
融資額の上限借換え対象の残高の範囲内残高を上回る金額も可能
追加の借入不可(返済専用)限度額内で可能
無利息サービス対象外初回契約かつ60万円以上で最大60日間
返済期間2ヶ月〜5年(2回〜60回)審査により決定
申込条件20歳以上65歳以下で安定した収入のある方/担保・連帯保証人は不要
必要書類本人確認書類/収入証明書/他社の借入条件が確認できる書類

どちらの形になるかは、申し込んだあとの審査で決まります。今回紹介する4人も、いつもの側から条件が提示される形で契約に至っていました。年収の3分の1を超えて借りているのであればおまとめローン、枠に余裕があって手元にも資金を残したいのであればフリーローンという考え方になりますが、自分で選べるものではないので、提示された内容を見て判断することになります。

まとめられる借入の範囲は、どちらの形でも共通しています。対象になるのは貸金業者からの借入だけで、銀行のカードローンやクレジットカードのショッピング利用、後払い決済サービスの残高は含まれません。個人再生や任意整理で返済中の債務も、再生計画や和解にもとづく弁済にあたるため対象外です。このあたりは体験談にも関わってくるので、あとで詳しく触れます。

手続き面では、いつもはWEB完結に対応していて、同意なく自宅へ郵送物を送ることはないとしています。契約書類はセブンイレブンのマルチコピー機から出力し、記入したうえでFAXまたはメールにPDFを添付して返送する形です。カードも発行されません。

いつものおまとめローンを利用した4人の口コミ・体験談

ここからは、実際にいつものおまとめローンを利用した4人の口コミを紹介します。

借入の件数は3件から6件まで、総額は42万円から105万円まで幅があります。金融事故の有無も、まったく記録のない方から、任意整理の返済中、自己破産から3年という方まで分かれていました。年収も400万円台から900万円台まで散っていて、共通する属性というものがありません。

それでも4人全員が、いつもから他社を完済する条件での融資を提示されています。おまとめローンという商品の性格上、審査で見られているのは金融事故の有無そのものより、まとめたあとの返済が回るかどうかだということが、4人の事例からは読み取れます。

まずは4人の状況を一覧で確認してください。

スクロールできます
属性年収・勤続年数金融事故申込前の借入いつもの契約額
東京都・27歳女性
会社員(IT)
400万円・3年なし4社105万円105万円(金利15%)
兵庫県・51歳男性
食品工場(正社員)
918万円・26年個人再生 支払い中6社89万円
個人再生の残債務34万円
20万円(2社を完済)
福岡県・37歳男性
会社員
520万円・3年6年前に任意整理
3年前に自己破産
6社46万円60万円(6社を完済)
福岡県・33歳女性
会社員(上場企業子会社)
496万円・4年3年前に任意整理
残債務8万円
3社42万円50万円(3社を完済)

それぞれの申し込みから契約までの流れを、順に見ていきます。

4社105万円をおまとめローンで一本化し月53,400円が29,000円に|年収400万円・勤続3年の会社員(東京都・27歳女性)

27歳・女性、東京都。IT関係の会社に会社員として勤務、年収400万円、勤続3年。独身で、運転免許証と社会保険証を持っています。金融事故の記録はありませんが、4社から合計105万円を借りていて、毎月の返済額は約53,400円に達していました。

「4社あわせて105万円の借金があって、毎月の返済が5万円を超えていました。返しても返しても減っている実感がなくて、支払いが厳しくて本当に困っていたんです。債務整理や自己破産も頭をよぎりましたが、これから先ローンやクレジットカードが作れなくなるのも困るなと思って踏み切れませんでした。どうしようかと悩んでいたときに見つけたのが、おまとめローンです。いつもという会社は正直まったく知らなかったのですが、大手や銀行では通らないだろうと考えて、中小のいつもに申し込むことにしました。申し込んですぐにかかってきた電話では、申し込み内容の確認のほかに、他社から借りた理由や、生活費や電話代といった月々の支出も細かく聞かれました。収入と支出のバランスを見ていたのだと思います。借りたお金の使い道についても、やんわりとですが控えたほうがいいというお話をいただきました。説教されるのかと身構えていたので、丁寧に話を聞いてもらえたのは意外でしたね。在籍確認は勤務先の社員証を提出したので、職場への電話はありませんでした」

この方の借入内訳を見ると、金利の仕組みがはっきり表れています。

借入先借入額金利
A社50万円18.0%
B社35万円18.0%
C社9.9万円20.0%
D社9.9万円20.0%
合計105万円月々の返済額 約53,400円

利息制限法では、借入額に応じて上限金利が定められています。10万円未満なら年20%、10万円以上100万円未満なら年18%、100万円以上なら年15%という3段階です。この方の場合、50万円と35万円の契約が18%、9.9万円の契約が2件とも20%になっていて、まさに法律の区分どおりの金利が適用されていました。

ここでおまとめローンの効果が出ます。4社をまとめると借入額は105万円になり、100万円以上の区分に入るため上限は15%まで下がる。実際にいつもが提示した金利も15%でした。1社あたりでは小口だったために高い金利が適用されていたものが、まとめることで自動的に下がったわけです。

返済条件は、105万円を金利15%で4年、月々の返済額は約29,000円になりました。これまでの53,400円と比べると、毎月24,400円の余裕が生まれた計算です。家計のやりくりはかなり楽になったはずです。

ただし、ここで見落としてはいけない数字があります。返済総額は約130万円から約140万円へ、10万円ほど増えているのです。

月々の返済額を下げるために返済期間を4年に設定した結果、利息を支払う期間そのものが延びたためです。金利は18%や20%から15%に下がっているにもかかわらず、期間が延びたぶんで相殺され、むしろ総額では上回ってしまった。おまとめローンでよく起きる現象です。

とはいえ、この選択が誤りだったとは言えません。月53,400円の返済が続けば遠からず滞っていたはずで、延滞してしまえば信用情報に記録が残り、その後の選択肢はさらに狭くなります。目先の返済不能を回避できたという意味では、合理的な判断だったと考えられます。

大切なのは、借金の総額が10万円増えたという事実から目を背けないことです。余裕ができた月に多めに返済していけば、利息の負担は確実に減っていきます。毎月24,400円の余裕が生まれたのですから、そのうちいくらかを繰り上げ返済に回すという使い方ができれば、総額の増加分は取り戻せるはずです。

個人再生の支払い中に6社89万円のうち2社をまとめて20万円の即日融資|年収918万円・勤続26年(兵庫県・51歳男性)

51歳・男性、兵庫県。食品工場の現場職として正社員で勤務、年収918万円、勤続26年。独身で母親との2人暮らしです。個人再生の支払い中で、再生計画にもとづく残債務が34万円。加えて消費者金融6社から合計89万円の借入がありました。生活費として20万円を希望しての申し込みです。

「家計がボロボロで、消費者金融からの借入が6件になっていました。そのうえ個人再生の支払いにも追われている状態です。こんな状況で貸してくれるところがあるのかと思いましたが、いつもに申し込んでみることにしました。手続きは思っていたよりずっとシンプルで、ネットで申し込んだあとに電話でやり取りをして、免許証と社会保険証、給与明細をLINEで提出するだけでした。ありがたかったのは、いつもさんのほうから他社借入のおまとめを含めた融資という提案をいただけたことです。少額の融資を重ねて借入件数ばかり増やしてしまっていた私にとっては、渡りに船の話でした。契約書を提出して口座に振り込まれたときは、安心したのと同時に、ようやくやり直せるという気持ちになりましたね。在籍確認の電話も職場にはありませんでした」

この方の事例で押さえておきたいのが、個人再生の残債務34万円はおまとめの対象になっていないという点です。

おまとめローンがまとめられるのは、貸金業者に対する借入債務に限られます。ところが個人再生をすると、対象になった債務は裁判所の認可を受けた再生計画にもとづく弁済へと性質が変わります。もはや通常の借入契約ではないため、借り換えの対象にはできません。任意整理で和解した債務も同じ扱いです。

つまりこの方の場合、整理できたのは消費者金融6社89万円のほうだけということになります。実際にいつもが提示したのは、6社のうち2社をまとめる条件での20万円という内容でした。

全件ではなく2社だった理由は、希望額との兼ね合いでしょう。この方が求めていたのは生活費としての20万円で、89万円すべてを一本化するとなれば契約額は100万円を超えます。必要な金額と、まとめる範囲と、返済が回るかどうか。この3つのバランスを見て、2社分という線が引かれたと考えられます。

年収918万円・勤続26年という属性も見逃せません。個人再生の支払い中という状況は審査では明確にマイナスですが、26年同じ職場で働き続けているという事実は、返済能力を判断するうえで強い材料になります。しかも母親との2人暮らしで扶養家族がなく、収入に対して生活費の負担が軽い。個人再生の残債務34万円と消費者金融89万円を合わせても123万円ですから、年収に対する借入の比率としては決して重くありません。

件数の多さだけを見れば6件という数字が目立ちますが、1件あたりは平均15万円ほどの小口です。少額の借入を重ねた結果として件数が膨らんだ典型で、総額として見れば無理のない水準に収まっていました。件数が多いというだけで諦めてしまう方は少なくありませんが、審査で見られているのは件数そのものより総額と年収のバランスだということが、この事例からも分かります。

申し込みから振込までは、13時半の申し込みに対して17時45分の着金と、4時間15分で完了しています。書類をLINEで提出できたことも、この速さにつながったのでしょう。

自己破産から3年でも6社46万円を一本化して60万円|北海道キャネット否決からの可決(福岡県・37歳男性)

37歳・男性、福岡県。会社員として正社員で勤務、年収520万円、勤続3年。妻と子供2人の4人家族です。6年前に任意整理、3年前に自己破産という経歴があり、アムザなど6社から合計46万円を借りていました。希望額は50万円で、用途はおまとめです。

「3年前に自己破産してから、なんとか立て直そうと頑張ってきたのですが、コロナ禍や物価高もあって家計は厳しくなる一方でした。6社から5万円や9.9万円といった少額をつまんでやり繰りしていたのですが、返済日を何度も間違えるようになって、追加融資も受けられない状態です。そんなときに、おまとめローンを使えば月々の返済額が減るかもしれないという情報を目にしました。どこに申し込もうか迷って、まず北海道キャネットといつもの2社に申し込んでみたんです。北海道キャネットからは、そもそもおまとめローンは扱っていない、それでも融資を希望するなら大分キャネットに申し込んでほしいと言われて残念な結果でした。一方いつもからは、アムザなどをまとめて完済する条件で60万円融資できるという提案をいただけたんです。希望していたのは50万円だったので、それを上回る回答でした。もうひとつ嬉しかったのが60日間の無利息サービスです。昼食代にも困っていた状況だったので、利息が少しでも減るのは本当にありがたいことでした」

この事例には、おまとめを検討するうえで知っておきたい事実が3つ含まれています。

1つ目は、中小消費者金融ならどこでもおまとめに対応しているわけではないという点です。

北海道キャネットは5ちゃんねるでも名前がよく挙がる会社ですが、この方が確認したかぎりでは、おまとめローンという商品自体を扱っていないという回答でした。同じキャネットの名を持つ会社は複数ありますが、それぞれ別法人で取り扱い商品も異なります。おまとめを前提に申し込むのであれば、その会社が貸金業法に基づく借換ローンを商品として持っているかどうかを、事前に確認しておく必要があります。

2つ目が、自己破産から3年という経歴でも一本化できたという点です。

自己破産の記録は、KSCの官報情報として7年、CICとJICCには契約終了後5年ほど残ります。3年という時点では、どの機関にも記録が残っている可能性が高い時期です。銀行や大手消費者金融であれば、この記録を照会した時点で自動的に否決されます。それでも通ったということは、いつもが記録の有無だけで判断していないことの表れでしょう。

数字の面でも見ておきます。年収520万円に対する総量規制の上限は約173万円ですが、実際の借入は6社で46万円と、年収に対してかなり軽い水準でした。勤続3年で収入も安定しており、まとめたあとの返済が回らない理由が見当たらない。希望額の50万円を上回る60万円が提示されたのも、返済能力に余裕があると判断されたからだと考えられます。

そして3つ目が、この契約がおまとめローンではなくフリーローンだったと考えられる点です。

おまとめローンは融資額が借換え対象の残高の範囲内に限られるため、46万円の借入に対して60万円という契約は成立しません。しかもこの方は最大60日間の無利息サービスを使えていますが、このサービスの対象は初めての契約かつ60万円以上のフリーローンに限られています。契約額60万円という数字は、この条件にちょうど届く金額です。

年収520万円であれば総量規制の上限は約173万円ですから、60万円の契約は枠の中に十分収まります。つまりこの方の場合、おまとめローンという例外規定を使う必要がなく、通常のフリーローンで他社を完済する形のほうが、無利息サービスも使えて条件がよかったということになります。

返済日を何度も間違えていたという点も、実は重要なところです。6社それぞれに異なる返済日があれば、管理が追いつかなくなるのは無理もありません。一本化によって返済日が月1回になれば、この種のうっかりによる延滞は起きなくなります。まとめることの効果は金利や返済額だけでなく、こうした管理のしやすさにもあるわけです。

ただし、60万円という契約額は元の借入46万円を上回っています。差額の14万円は手元に残る計算になりますが、その分だけ返済する元金も増えるということでもあります。フリーローンであれば追加の借入もできてしまうので、まとめた直後にまた残高が増えていく危険もある。必要以上の金額を借りないという判断は、この形でまとめる場合はとくに重要になります。

セントラルのおまとめ否決から3社42万円を一本化して50万円|任意整理の残債務あり(福岡県・33歳女性)

33歳・女性、福岡県。上場企業の子会社に正社員として勤務、前年度の年収は496万円で直近の給与明細は額面31万円、勤続4年。独身で賃貸マンションに一人暮らしをしています。3年ちょっと前に任意整理をしていて、2社は完済済み、1社が残り8万円の返済中。加えてeコーポレーションから7万円、エクセルから30万円、AZから5万円の合計42万円を借りていました。希望額は30万円から50万円で、用途はおまとめです。

「3社から借りている状態を整理したくて、まずセントラルにおまとめで申し込んだのですが否決でした。セントラルで無理なら他もダメなのかなと思いつつ、翌月にAZにも申し込んでみたところ、出たのは5万円の枠だけです。これでは何もまとまりません。どうしたものかと調べていて、いつもならおまとめも相談できると知って申し込みました。前の晩に申し込んで、翌朝10時ごろに電話で簡単な質疑応答があり、12時には契約が済んで、その日のうちに入金されています。おまとめ込みで50万円という結果でした。提出したのは免許証と保険証、直近2ヶ月分の給与明細、源泉徴収票、それと電気代の請求書です。在籍確認の電話も職場にはありませんでした」

セントラルで否決になり、いつもでは通った。この違いがどこから来ているのかは、両社の商品構成を見ると説明がつきます。

セントラルには、おまとめローンという商品がありません。したがっておまとめを目的に申し込んだとしても、審査は通常のカードローンとして行われます。通常のカードローンである以上、総量規制の枠内に収まることが絶対条件です。

この方の場合、前年度の年収496万円に対する上限は約165万円で、他社借入42万円と任意整理の残債務8万円を合わせても50万円ですから、枠そのものには余裕がありました。ただし通常のカードローンでは、借入をまとめるという目的が審査で評価される要素になりません。他社3社に加えて整理の残債務もある申込者に、新たに50万円を貸すかどうかという判断になります。

一方いつものおまとめローンは、総量規制の例外として設計された商品です。他社を完済することが契約の条件として組み込まれているため、審査する側から見れば、貸したお金がそのまま他社への返済に充てられることが確実に分かります。借入の総額が増えるわけではなく、むしろ管理が整理される。同じ50万円でも、意味合いがまったく違うわけです。

なお、この方の契約額50万円は他社借入42万円を上回っているため、商品としてはおまとめローンではなくフリーローンだったと考えられます。年収496万円なら総量規制の上限は約165万円ですから、枠の中で十分に対応できる範囲でした。セントラルとの違いは商品構成だけでなく、他社の完済を条件として契約に組み込めるかどうかにもあります。

任意整理の残債務8万円については、和解にもとづく弁済なのでおまとめの対象にはなりません。整理できたのはeコーポレーション、エクセル、AZの3社42万円のほうです。契約額50万円との差額は、手元に残ったか、あるいは諸費用に充てられたものと考えられます。

提出書類に電気代の請求書が含まれている点も、目を引くところです。公共料金の請求書は現住所を確認する書類として使われることがあり、本人確認書類の住所と現住所が一致していない場合などに求められます。免許証の住所変更をしていない方は、申し込み前に確認しておくとやり取りが1往復減るはずです。

なお、AZから提示された枠が5万円だったという点にも触れておきます。AZは初回の融資額を小さく設定する傾向があり、少額から取引実績を積ませる方針の会社です。おまとめを目的とする申し込みには向いていません。どの会社に申し込むかを決める際は、その会社がどういう貸し方をするのかを知っておくと、無駄な申し込みを減らせます。

セントラルの審査傾向については、以下の記事で詳しく解説しています。

いつものおまとめローンの審査基準|4人の口コミからわかる傾向

4人の事例を並べてみると、いつもの審査には一定の傾向が見えてきます。属性はばらばらでも、通った理由には共通するものがありました。

金融事故の記録より現在の収入と勤続年数が見られている

4人のうち3人には、個人再生の支払い中、自己破産から3年、任意整理の残債務ありという記録が残っていました。銀行や大手消費者金融であれば、信用情報を照会した時点で自動的に否決される状態です。

それでも4人全員が契約に至っています。勤続年数を見ると、26年、4年、3年、3年と、いずれも同じ職場で複数年働き続けていました。年収も400万円から918万円まで幅がありますが、全員が安定した給与収入を得ています。

いつもが見ているのは、過去に何があったかではなく、今どれだけ返済能力があるかという一点でしょう。信用情報を照会しないわけではありませんが、そこに記録があることを即座に否決の理由とはしていない。独自審査と呼ばれるのは、こうした判断の仕方を指しています。

他社の完済を条件とする提案型の審査

4人に共通していたのが、いつもの側から「他社を完済する条件で融資する」という形で条件が提示されている点です。

兵庫県の51歳男性は6社のうち2社を完済する条件で20万円、福岡県の37歳男性は6社すべてを完済する条件で60万円、福岡県の33歳女性は3社を完済する条件で50万円という内容でした。東京都の27歳女性も4社105万円をそのまま一本化しています。

申し込む側が「この会社とこの会社をまとめたい」と設計するのではなく、審査の結果として「この範囲ならまとめられる」という回答が返ってくる。この流れを知っておくと、提案を受けたときに戸惑わずに済みます。

条件に応じるかどうかは申込者が決められますが、応じなければ融資自体が受けられません。提示された内容と自分の状況を照らし合わせて判断することになります。

借入件数より総額と年収のバランス

件数だけを見ると、6件が2人、4件が1人、3件が1人という内訳です。一般的には4件を超えると審査が厳しくなると言われますが、4人とも通っています。

総額で見ると、105万円、89万円、46万円、42万円。年収と照らし合わせれば、いずれも年収の3分の1を大きく超える水準ではありません。件数が多いのは少額の借入を重ねた結果であって、返済能力を超えて借りているわけではなかった、ということです。

おまとめローンは総量規制の例外にあたるため、年収の3分の1を超えていても契約自体は可能です。ただし審査では返済が回るかどうかを見られますから、総額と年収のバランスは当然に判断材料になります。件数の多さだけで諦める必要はない一方、総額が年収に対して重すぎる場合は厳しくなると考えておくのが現実的でしょう。

在籍確認は原則として電話なし

4人全員が、勤務先への電話確認なしで契約に至っています。

東京都の27歳女性は勤務先の社員証を提出することで在籍の確認に代えていました。他の3人も、給与明細や社会保険証の提出によって勤務の実態が確認できたため、電話は行われていません。

いつもは原則として在籍確認の電話を行わない方針を掲げていますが、書類で勤務先が確認できることが前提になります。給与明細と社会保険証を早めに用意しておけば、電話なしで進む可能性は高くなるはずです。

申し込みから即日融資までの流れと必要書類|在籍確認は電話なし

4人の時系列を並べると、いつもの審査がどう進むのかがはっきり見えてきます。

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手続き東京都・27歳女性兵庫県・51歳男性福岡県・37歳男性福岡県・33歳女性
申し込み9:0013:3011:00前夜
一次審査通過の連絡9:1514:5011:20翌10:00
書類提出20:00
(翌9:00に追加提出)
15:3013:00
二次審査通過の連絡翌9:2015:4514:10
契約翌20:0017:3017:3012:00
振込翌々9:0017:4517:35当日中

共通しているのは、申し込みから20分から1時間ほどで一次審査通過の電話が入る点です。ここで申し込み内容の確認と、書類提出の依頼があります。その後、提出された書類をもとに二次審査が行われ、契約条件が提示される。契約書を提出すれば振込という流れです。

兵庫県の51歳男性は13時30分の申し込みで17時45分に着金、福岡県の37歳男性は11時の申し込みで17時35分に着金と、どちらも当日中に完了しています。福岡県の33歳女性も前夜の申し込みで翌日12時には契約、その日のうちに入金されました。

一方、東京都の27歳女性は2日かかっています。一次審査通過が9時15分だったのに対し、書類の提出が20時、翌朝に追加の書類を求められ、契約書のFAXが夜になったためです。審査そのものが遅かったわけではなく、書類のやり取りに時間がかかったことが原因でした。

つまり即日で借りられるかどうかは、書類をどれだけ早く出せるかで決まります。申し込む前に一式を揃えてスマートフォンで撮影しておけば、電話を受けたその場で送れる。この準備があるかどうかが、当日中に終わるか翌日に持ち越すかの分かれ目になります。

ひとつ注意しておきたいのが、いつもは18時以降の申し込みについて審査結果の回答が翌営業日になるとしている点です。東京都の27歳女性が2日かかったのも、一次審査は9時15分に通過していたものの、書類の提出が20時になってしまったことが原因だと考えられます。当日中に終えたいのであれば、遅くとも午前中には申し込みを済ませておきたいところです。

振込のタイミングにも条件があります。手続き後すぐに振り込まれ、土日祝日も対応していますが、PayPay銀行を登録している場合は24時間365日、その他の銀行では9時から21時までという枠が設けられています。夜間に契約が完了しても、登録している銀行によっては着金が翌日に回ることがあります。

いつものおまとめローンで必要になる書類

4人が提出した書類をまとめると、次のようになります。

全員が提出していたのは、運転免許証などの本人確認書類、社会保険証、直近2ヶ月分の給与明細です。このうち給与明細は、収入の証明と勤務先の確認という2つの役割を持っています。在籍確認の電話が省略されるのは、この書類があるからです。

源泉徴収票は4人のうち3人が提出しています。おまとめローンは融資額が大きくなるため、直近の給与明細だけでなく年間の収入を示す書類も求められると考えておいたほうがいいでしょう。確定申告をしている方であれば申告書の控えでも構いません。

人によって追加で求められたものもあります。東京都の27歳女性は勤務先の社員証と、他社の借入残高がわかる書類。福岡県の33歳女性は電気代の請求書です。社員証は在籍確認の代替、公共料金の請求書は現住所の確認に使われています。他社の借入残高がわかる書類は、おまとめローンでは契約額を決めるために必要になるものなので、取引明細や残高証明を用意しておくとやり取りがスムーズです。

書類の提出方法は、LINEでの送信に対応しています。兵庫県と福岡県の男性はどちらもLINEで提出していました。契約書類はセブンイレブンのマルチコピー機から出力して記入し、FAXまたはメールにPDFを添付して返送します。福岡県の37歳男性はセブンイレブンから送信していました。

おまとめローンで返済総額が増えることもある|繰り上げ返済で利息を減らす

ここまで4人の事例を見てきましたが、おまとめローンが常に得になるわけではありません。東京都の27歳女性の数字を、もう一度振り返ってみます。

一本化する前は、4社105万円に対して月々53,400円の返済で、返済総額はおよそ130万円でした。一本化したあとは、105万円を金利15%・4年で返す契約となり、月々29,000円、返済総額はおよそ140万円です。

金利は18%や20%から15%へ下がっているのに、支払う総額は10万円増えている。理由は返済期間にあります。月々の負担を下げるために期間を4年に設定した結果、利息が発生する期間そのものが延びて、金利低下の効果を上回ってしまったわけです。

これはこの方に限った話ではなく、おまとめローンでごく一般的に起きることです。毎月の返済額が下がったという実感だけで満足してしまうと、気づかないまま総額が増えていきます。契約前に必ず、返済総額がいくらになるのかを確認してください。

そのうえで、増えた分を取り戻す方法があります。繰り上げ返済です。

この方の場合、毎月24,400円の余裕が生まれています。そのうち1万円でも追加で返済に回せば、元金の減りが早まり、その後にかかる利息は確実に減ります。4年という期間はあくまで最長の目安であって、前倒しで返してはいけないというルールはありません。余裕のある月に多めに返す。これを繰り返せば、総額の増加分は十分に埋められます。

いつもは中小消費者金融ですから、銀行と比べれば金利は高めに設定されています。長く借り続けるほど利息の負担が重くなる構造なので、早く返すことがそのまま得になる。おまとめローンを組んだあとにやるべきことは、返済期間を使い切ることではなく、いかに前倒しで終わらせるかだと考えてください。

もうひとつ、契約前に整理しておきたいのが収支です。おまとめローンは追加の借入ができません。契約したあとに生活費が足りなくなっても、この枠から引き出すことはできない仕組みです。

毎月いくら入って、いくら出ていくのか。返済額を下げたあとの家計が本当に回るのか。ここを確かめずに契約すると、結局は別の会社から借りることになり、一本化した意味がなくなってしまいます。4人のうち兵庫県の51歳男性が「少額の融資を重ねて借入件数ばかり増やしてしまった」と振り返っていましたが、この流れに戻らないための準備が必要です。

返済期間ごとの総返済額の違いや、金利による差については、別の記事で具体的に試算しています。

いつものおまとめローンの審査でよくある質問

最後に、いつものおまとめローンについてよく寄せられる質問をまとめました。

個人再生や任意整理の返済中でも申し込めますか?

申し込めます。今回紹介した4人のうち、兵庫県の51歳男性は個人再生の支払い中、福岡県の33歳女性は任意整理の残債務がある状態で契約に至っています。ただし、再生計画や和解にもとづく弁済は借り換えの対象になりません。まとめられるのは、あくまで貸金業者との通常の借入契約に限られます。整理の残債務は今までどおり返済を続けながら、それ以外の借入を一本化するという形になります。

他社の完済は自分で手続きするのですか?

会社によって扱いが分かれますが、今回の4人はいずれも融資を受けたあとに自分で完済の手続きをしています。福岡県の33歳女性のように、翌日には完済と振込票の提出まで済ませたという例もありました。完済したことを証明する書類の提出を求められるので、振込の控えは必ず保管しておいてください。手続きの方法は契約時に案内があります。

希望額より多い金額を提示されることはありますか?

あります。福岡県の37歳男性は50万円を希望して60万円の提示を受けていました。ただし、契約額が増えればそのぶん返済する元金も増えます。他社の完済に必要な金額を上回る部分は、手元に残るかわりに新たな借金になるということです。必要のない金額まで借りてしまうと一本化の効果が薄れるので、提示額をそのまま受け入れるかどうかは慎重に判断してください。

郵便物なしで家族に知られずに手続きできますか?

いつもはWEB完結に対応していて、自宅への郵便物が発生しません。在籍確認も原則として勤務先への電話は行わず、書類での確認に代えています。今回の4人も全員が職場への電話なしで契約していました。ただし返済が遅れれば当然連絡が入りますし、契約書のFAX提出など手続き自体は発生します。知られずに済ませたいのであれば、返済計画を確実に組んでおくことが前提になります。

セントラルなど他社で断られたあとでも申し込めますか?

申し込めます。福岡県の33歳女性はセントラルのおまとめ審査に落ち、AZでは5万円の枠しか出なかったあとに、いつもで50万円の一本化ができています。福岡県の37歳男性も、北海道キャネットでおまとめの取り扱いがないと言われたあとの申し込みでした。ただし申し込みの記録は信用情報に6ヶ月残るため、短期間に何社も申し込むのは避けてください。目安としては2社までにとどめ、結果が出なければ期間を空けるほうが確実です。

在籍確認の電話が必要になるのはどんな場合ですか?

書類だけでは勤務の実態が確認できない場合です。給与明細と社会保険証が揃っていれば電話は省略されることがほとんどですが、勤続年数が極端に短い場合や、提出書類の内容に確認が必要な場合は電話が入ることもあります。その際も会社名は名乗らず担当者の個人名で行われるため、消費者金融からの電話だと周囲に分かることはありません。

まとめ|多重債務の自転車操業から抜け出すために

返済日が月に何度もやってくる状態を、借入先を増やすことで乗り切ろうとすると、件数が増えるたびに管理が難しくなり、やがて返済日を取り違えるようになります。今回紹介した4人も、程度の差はあれ同じ場所に立っていました。

それでも4人全員が、いつものおまとめローンで一本化できています。個人再生の支払い中でも、自己破産から3年でも、他社の審査に落ちたあとでも契約に至っていました。共通していたのは、同じ職場で複数年働き続けていたことと、借入の総額が年収に対して極端に重い水準ではなかったことです。審査で見られているのは過去の記録より現在の返済能力だという点は、4人の事例がはっきり示しています。

一方で、東京都の27歳女性のように、月々の返済額は下がっても返済総額が増えることもあります。おまとめローンは借金が減る制度ではなく、返済の形を組み替える手段にすぎません。契約前に総返済額を確認して、余裕のある月には繰り上げ返済を重ねる。この2つを意識しておけば、一本化の効果を最大限に引き出せます。

まずは自分の借入を1件ずつ書き出して、何社からいくら借りているのかを正確に把握するところから始めてください。そのうえで、給与明細と源泉徴収票を手元に揃えておけば、申し込んだその日のうちに結果が出る可能性は十分にあります。

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この記事を書いた人

運営:合同会社お金の相談所 「お金を借りる相談所」は、元Webデザイン会社経営者であり、自らも総額600万円の負債から個人再生・会社破産を経験した借金系Vlogger「はるで」が主宰する金融メディアです。 FP資格を持つ専門家チームの監修による正確な知識と、当事者にしか語れない「街金・法的整理のリアルな実態」を融合させ、借金に悩む方へ最も誠実な解決策を提示します。▶︎ 運営者情報はこちら▶︎ ご利用にあたっての方針

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