高校に進学すると昼食事情が変わります。学校給食が無くなり、保護者が毎日の昼食を用意することになります。
このページでは「高校生の昼食代~お弁当・学食・売店利用の割合~運動部は何キロカロリー必要?」を紹介します。食べ盛りの子供のお弁当作りや学食などについてまとめているのでぜひご覧ください。
※この記事は、2017年に東京近郊の高校生400人を対象にした農林中央金庫調べ「現代高校生の食生活」と、2018年に1,000人の有効回答をまとめたマルハニチロ「「お弁当に関する調査 2018」」を参考にしました。
高校生の昼食はどうしてる?
高校生の昼食をどのように用意しているのでしょうか?
- 弁当を親に作ってもらう
- コンビニなど校外の店で買う
- 学校の売店で買う
- 学校の食堂、カフェテリアなどを利用する
お弁当を持参する
農林中央金庫の調査では、高校生のお昼ご飯は「弁当を親に作ってもらう」人が91.8%と圧倒的に多くなっています。
高校生男子のお弁当
男子高校生の92.5%がお弁当を作ってもらっています。その際に親(お弁当を作る人)が工夫していることや意識していることは次の通りです。
- ボリュームを多くする
- 栄養バランスを整える
- 中身の液漏れがしない
高校生女子のお弁当
女子高校生の91.0%がお弁当を作ってもらっています。工夫や意識していることで女子高生ならではのことは次の通りです。
- 彩りを良くする
- 好みの味付けにする
- 食べきれる量にする
昼食を購入する
高校生のお昼ご飯として「コンビニなど校外の店で買う」や「学校の売店で買う」(24.5%)の“買い食い派”も少なくありません。
学校外のコンビニなど
お昼休みに外出OKの高校は少ないので、登校前にコンビニなどでお昼ご飯を買っているようです。
学校内の売店など
学校内の売店は売れ残りが出ない程度の量しか販売しないので、お昼休みになったと同時に買いに行かないと好みのものが買えないようですね。
私の通っていた公立高校では近所のお弁当屋さんとパン屋さんが販売に来ていました。
お弁当は500円くらいでボリューム満点、パンも50円〜150円くらいでお手頃でした。
学食(学生食堂)
高校の学食は、麺類やカレーライスなど比較的安価な価格設定(200~400円程)で販売されています。定食などは500円前後のところが多いのではないでしょうか。
日替わり定食 | 400円 |
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日替わり丼 | 350円 |
カツ丼 | 400円 |
肉丼 | 390円 |
親子丼 | 330円 |
たまご丼 | 290円 |
カレーライス | 320円 |
カツカレー | 400円 |
ラーメン | 320円 |
半チャーラーメン | 390円 |
ラーメン替え玉 | 100円 |
ライス | 150円 |
ごはん大盛り | 70円 |
かけうどん(そば) | 190円 |
きつねうどん(そば) | 240円 |
かきあげうどん(そば) | 240円 |
わかめうどん(そば) | 240円 |
カレーうどん(そば) | 250円 |
肉うどん(そば) | 260円 |
高校生の昼食代として持たせる金額
高校生の昼食代金としていくら持たせているのでしょうか?
私の知り合いで、昼食代として1食1,000円を渡す知人がいました。毎日ではなくたまにお弁当を作らなかったとき限定だそうです。
お昼代として1ヶ月3,000~5,000円をお小遣いに上乗せして渡す人もいるようです。
運動部の男子
この春、子どもが中学や高校に入学して、お弁当作りが始まるご家庭も多いのではないのでしょうか。
高校に入学してスポーツに打ち込む子供さんをお弁当作りで応援するお母さんのお話をご紹介します。
激しい運動量、どんな弁当が理想?
水泳部に所属するS君は1日に平均5時間も練習するのでいつも腹ペコに。
お母さんはどんなお弁当を作れば栄養が足りるのか、悩んでいました。
弁当1食で「1700キロカロリー」が必須
S君のお母さんはアスリート用のレシピを提案するセミナーに参加。そこでまず驚いたのがSくんの1日の消費カロリー。
体育会系の部活に入っていない男子高校生は1日2500キロカロリーなのに対し、Sくんは何とその倍の5000キロカロリー以上だったのです。
これではいつもお腹がペコペコなはずです。
さらにセミナーでは、スポーツ栄養学の観点から、尽真くんに適した6種類の献立を提示。
そこでお母さんはS君専用の「部活弁当」作りを決意。
このお弁当で最低でも1700キロカロリーを補う必要があります。
ある日のメニューは、疲労回復が期待できるビタミンB1が豊富な豚肉を使った「しょうが焼き」。約30分で初めての「部活弁当」が完成しました。
カロリー不足がケガの原因にも
摂取カロリーと消費カロリーが違ってくると、その差がどんどん疲労につながります。それがまたケガのもとになったりするのです。