高校は小中学校とは違い広範囲のエリアから通学する学生が増えます。
自宅から学校までの距離や交通機関により通学方法は異なりますが、このページでは「高校生の通学にかかる費用~自転車通学や電車通学、定期券の購入方法~」を紹介しています。ぜひ参考にされてください。
高校生の通学時間
高校生の通学にかかる時間はどのくらいでしょうか?
NHK放送文化研究所の「2015年 国民生活時間調査報告書」によると、高校生の通学時間の平均時間は、往復合計で1時間33分です。
片道約45分かけて通学している計算になります。
座ることができて空いている電車と満員電車や乗り換えがあると精神的にも肉体的にも疲れてしまいますね。
高校生の通学手段
高校生は自宅から学校までどのような通学方法をとっているのでしょうか?
高校生は徒歩が72.0%と過半数を超えています。
自転車通学
自転車の値段は1万円前後のものから3万円、5万円以上と幅広くあります。
通学用の自転車は毎日使うものですが、自宅から駅の近場だけを使用する学生と、片道10km以上の距離を雨天時も毎日乗る学生など、人それぞれ使用状況が異なります。
自転車の購入を考えている親御さんは、自転車の耐久性や使用頻度を考えてお選びください。
詳しくは「中学生の通学用自転車の費用や選び方 ※準備中」を参考にしてみて下さい。
電車通学
鉄道各社は学生向けの割引定期券を販売しているので、一般の通勤定期よりも割安で購入できます。
JRの学生定期の割引率
学生定期券は通常定期券の○割引と正確に決められている訳ではありませんが、高校生は平均3割引きくらいとお考え下さい。
大学生(高専、専門) | 一般定期の価格から約30%割引 |
---|---|
高校生 | 大学生用定期の価格から約10%割引 |
中学生 | 大学生用定期の価格から約30%割引 |
小学生 | 大学生用定期の価格から約50%割引 |
JR九州(博多〜西新)の定期券の有効期間
私が通勤で使用しているJR九州(博多〜西新)の路線は、「通勤定期」と「通学定期(大学専門学校・高校・中学)」に分かれています。
通勤 | 高校生 | |
---|---|---|
1ヶ月 | 10,220円 | 6,290円 |
3ヶ月 | 29,130円 | 17,930円 |
6ヶ月 | 55,190円 | 33,970円 |
私が普段通勤している区間を例にあてはめてみました。
高校生の定期代は1ヶ月6,290円ですが、6ヶ月を購入すると1ヶ月あたり約630円もお得になります。
ただ、夏休みなどの長期の休みがあったり無くしてしまうのも怖いので我が家では3ヶ月の定期を購入しています。
定期券の買い方
バスや電車の定期券は各販売窓口で手続きが必要です。
会社によって異なりますが、使用する7日前や14日前から購入が可能です。
通学定期の購入には、学校で発行される「通学証明書」が必要になります。
定期券を継続するには「通学証明書」が必要ないところがほとんどですが、新年度をまたいで定期を購入する場合は注意しなければいけません。
通学証明書には4月1日~翌年3月31日と有効期限があるためです。
4月30日までは継続購入できる交通機関が主流ですので、進級したら「通学証明書」を用意して新規手続きを行って下さい。