公立中学校の3年間でかかる教育費・学費・給食費~就学援助制度~

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公立中学校は何にどのくらいのお金がかるのでしょうか?

お住まいの地域によって違いはありますが、「公立中学校の3年間でかかる教育費・学費・給食費~就学援助制度~」をまとめましたので中学入学の費用の目安としてご活用ください。

目次

公立中学校3年間にかかる学費

文部科学省が公表した「令和5年度の子供の学習費調査」によると、公立中学校に通う子ども1人あたりに必要な学習費総額は、学年ごとに次のようになっています。

1年生458,252円
2年生416,598円
3年生530,428円

3年間の合計は 約140万5,000円 にのぼり、特に1年生と3年生で費用が大きくなる傾向があります。

学年ごとの特徴
  • 1年生:入学時に制服・体操服・通学用品などの購入が集中し、費用がかさみます。
  • 2年生:大きな出費は少なく、主に部活動や学用品の補充に関連する支出が中心です。
  • 3年生:修学旅行費が加わるため、年間の支出は最も高くなります。

公立中学校でかかる学校教育費

文部科学省の「令和5年度 子供の学習費調査」によると、公立中学校に通う1人あたりの年間平均額は以下の通りとなっています。

  • 学校教育費:150,747円
  • 学校給食費:35,667円

ここでは、具体的にどのような支出が含まれているのかを見ていきましょう。
※《》内は同調査の年間平均額です。

授業料 《無償》

公立中学校の授業料は無償です。義務教育のため、入学金も不要です。

教科書代 《無料》

教科書代も「義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律」に基づき、無料で支給されます。

給食費 《35,667円》

給食費は保護者の負担となります。
私の子どもの中学校では、月額およそ5,000円ほどで、自治体や学校によって金額は異なります。

副教材費・学用品代 《約29,000円》

ノート・文房具類に加え、美術で使う画材、家庭科で使う調理や裁縫キットなどが含まれます。学校によっては「学年費」として一括徴収されるケースもあります。

学校納付金 《約13,000円》

公立中学校は入学金は不要ですが、PTA会費や生徒会費などが徴収されます。PTA会費は学校ごとに差があり、年間2,000~10,000円程度が目安です。

遠足・修学旅行費 《約26,000円》

宿泊を伴う校外学習や修学旅行の費用です。
例えば、2年生で1泊の宿泊学習、3年生で2泊の修学旅行というケースが一般的です。

クラブ活動費《約25,000円》

部活動に加入するかどうかで金額が大きく変わります。
ユニフォームや楽器・スポーツ用具の購入が必要な部活動では、さらに費用がかさむ傾向があります。

制服・通学関係代 《約42,000円》

制服・体操服・通学鞄など、学校指定品が中心です。
冬服の制服一式は3~5万円程度かかることが多く、1年生での出費が特に大きくなります。

私の子供の場合(体験談)

ここからは、実際に私の子どもの中学校生活でかかった費用をまとめてみます。平均値だけでなく、具体的な体験を知ることで、よりリアルな金額感をつかめると思います。

入学準備費用

  • 制服(冬服上下・夏服・ワイシャツ)
  • 体育ジャージ・体操服
  • 体育館シューズ

これらをすべて合わせて 約10万円弱 で収まりました。やはり入学時の出費が大きな山場です。

学年費・給食費・修学旅行積立

私の子どもの中学校では、給食費や学年費、修学旅行の積立金をまとめて毎月口座引き落としされています(※4月を除く)。

  • 1年生:11,000円 × 11か月
  • 2年生:11,000円 × 11か月
  • 3年生: 8,000円 × 11か月

3年間合計すると 約33万円
このほか、柔道着(約5,000円)や部費などの現金徴収が数回ありましたが、現金での集金はほとんどありませんでした。

部活動費(陸上部)

陸上部に所属した場合の目安として、我が家では3年間で 約14万円 かかりました。

  • 部費:5,000円 × 3年分
  • 練習用ランニングシューズ:8,000円 × 6足
  • ユニフォーム:10,000円
  • 部で揃えたジャージ:16,000円
  • ウインドブレーカー:20,000円
  • 練習用Tシャツ(市販):3,000円 × 10枚
  • 水筒:5,000円
  • 試合の交通費:実費
  • 全国大会出場時の旅費:実費

競技特性や大会出場の有無で金額は大きく変わりますが、道具・ウェア・交通費が大きな負担でした。

その他の支出

  • 宿泊学習用バッグ購入
  • 修学旅行での食事・交通費:約5,000円
  • 修学旅行のお小遣い:約15,000円

こうした臨時の出費も含めると、中学校生活全体での費用感が見えてきます。

公立中学校にかかる「3年間合計額」のまとめ

ここまでで、学年ごとの平均額や内訳、実際にかかった費用について見てきました。では、公立中学校に3年間通うと合計でいくらくらいかかるのかを整理してみましょう。

文部科学省「令和5年度 子供の学習費調査」に基づく数値をまとめると、以下のようになります。

学年学習費総額主な費用の特徴
1年生458,252円制服・通学用品・入学準備費が集中
2年生416,598円部活動や学用品補充が中心
3年生530,428円修学旅行や卒業関連費用が増加

3年間の合計額:1,405,278円(約140.5万円)

さらに、給食費や部活動費などを加えると、家庭によっては 150万~180万円程度 になることも珍しくありません。

就学援助制度とは

経済的な理由により、学校での学習や生活に必要な費用の支払いが難しいご家庭に対しては、自治体ごとに「就学援助制度」が設けられています。授業料や教科書代は無償ですが、給食費・学用品費・修学旅行費などは保護者の負担になるため、経済的に困難な世帯を支援する仕組みです。

中学校の補助対象品目

自治体によって内容や支給額は異なりますが、私の住む福岡市の例では、以下のような費用が援助対象となります。

支給項目 対象学年 支給額 備考
給食費 全学年 実費 平常月額5,000円
学用品費等 1年生 1学期
14,160円
2~3年生 1学期
16,430円
全学年 2学期
6,800円
全学年 3学期
4,080円
入学準備金 1年生 60,000円
修学旅行費 2年生 対象経費の
実費
上限
60,910円
社会科見学費 援助対象外 援助対象外 援助対象外
校外活動費
(宿泊を伴うもの)
全学年 対象経費の
実費
上限
6,210円
卒業アルバム代等 3年生 対象経費の
実費
上限
8,800円
体育実技用具費
(柔道着のみ)
全学年 実費 上限
7,650円
通学費 全学年 必要と
認められる額
(6km未満は上記の2分の1)
通学距離
3km以上
公共交通機関利用
災害給付金 全学年 必要と認められる額 学用品等再購入費
  • 「社会科見学費」は援助対象外となっています。
  • 学用品の具体例としては、ノート・文房具・社会科見学等での交通費や見学料などが含まれます。

就学援助制度の対象者

経済的に困難かどうかの判断は自治体ごとに異なりますが、一般的には次のような条件に該当するご家庭です。

就学援助制度の対象者
  • 生活保護の停止・廃止を受けたが、なお生活が困難な方
  • 市民税が非課税、または減免を受けている方
  • 国民年金・国民健康保険料の全額減免を受けている方
  • 職業安定所登録の日雇い労働者、または生活福祉資金貸付を受けている方
  • ひとり親家庭などで児童扶養手当を受けている方
  • 保護者の市民税・県民税の所得割額の合算が基準以下である方

就学援助制度の申請方法

就学援助を希望する場合は、お子さんが通学予定の中学校または自治体の教育委員会 学校教育課へお問い合わせください。

通常は 毎年4月頃に学校経由で案内や申請書が配布されるため、必要事項を記入して提出します。

公立と私立の比較

公立中学校と私立中学校では、必要となる教育費に大きな差があります。文部科学省「令和5年度 子供の学習費調査」の結果をもとに、両者を比較してみましょう。

区分年間平均額(1人あたり)3年間合計主な特徴
公立中学校約46.9万円約140.5万円授業料・教科書は無償。制服代・修学旅行・部活動費が主な負担。
私立中学校約143.6万円約430.8万円授業料・入学金が必要。施設設備費や寄付金が加わり、部活動や学校行事も公立より高額。

同じ「中学校」という枠組みでも、3年間でおよそ3倍の費用差が出る点は大きな特徴です。

費用差が生まれる要因

  • 授業料の有無:公立は無償、私立は年間平均約92万円。
  • 学校納付金や寄付金:私立独自の施設費や維持費が発生。
  • 学校行事の規模:私立は修学旅行先や部活動遠征費が高くなる傾向。

進学先を検討する際は、単純な学費だけでなく「学校生活全体にかかるコスト」を考慮する必要があります。

費用がかかりやすいポイントと節約方法

公立中学校は授業料が無償ですが、実際に通わせると意外なところで費用がかかるのが現実です。ここでは、負担が大きくなりやすいポイントと、その節約方法を整理します。

1. 制服・通学用品

  • 負担の特徴:入学時に一式購入するため、初年度に10万円前後かかることも。
  • 節約方法:リユース制服(先輩からのお下がりやフリマアプリ)、自治体やPTAのリサイクル事業を活用。

2. 部活動費

  • 負担の特徴:部費・道具・遠征費で数万円〜十数万円。スポーツ系や音楽系は特に高額。
  • 節約方法:新品ではなく中古品やレンタルを利用。遠征費は公共交通機関の割引や共用バスの利用で軽減。

3. 修学旅行・宿泊学習

  • 負担の特徴:3年生の修学旅行は数万円規模。バッグや小物など準備費用も発生。
  • 節約方法:旅行用バッグや小物はレンタルや家庭内での共有で対応。お小遣い額をあらかじめ設定し、使いすぎを防ぐ。

4. 給食費

  • 負担の特徴:年間で3万〜4万円程度。自治体によっては無償化や補助あり。
  • 節約方法:無償化制度の有無を確認。兄弟がいる場合は合算でどのくらいかかるか把握しておくと安心。

就学援助制度の全国的な利用率や認知度

就学援助制度は、経済的に困難な家庭を支援するための重要な仕組みですが、実際にどのくらい利用されているのでしょうか。

全国的な利用率

文部科学省の調査によると、全国の公立小・中学校に通う児童生徒の約15%前後が就学援助を受けています。つまり、おおよそ 6~7人に1人が制度を利用している計算になります。

認知度の課題

一方で、制度の存在を十分に知らずに利用していない家庭も少なくありません。特に、「収入が基準に届かないかもしれない」と思い込み、申請をあきらめてしまう、学校からの案内プリントを見落としてしまうといったケースが報告されています。

制度を活用するために

支給対象や支給額は自治体ごとに異なるため、まずはお住まいの市区町村の教育委員会に確認しましょう。

家計の状況により毎年申請が必要になる場合が多いため、年度ごとの見直しが大切です。

よくある質問(FAQ)

中学校入学時に必要な初期費用はどのくらいですか?

制服・体操服・通学用品などを揃えると、10万円前後かかるのが一般的です。学校指定品の有無によって金額は変動します。

部活動に加入しないとどのくらい費用を抑えられますか?

部活動費は3年間で数万円〜十数万円かかることが多いため、加入しない場合はその分を大幅に節約できます。ただし、地域や学校によっては全員加入制のケースもあるので確認が必要です。

公立中学校の給食費は全国一律ですか?

いいえ、自治体や学校によって異なります。令和5年度の全国平均は年間35,667円(月額換算で約3,000〜5,000円)ですが、一部の自治体では無償化が進んでいます。

修学旅行にはどのくらい費用がかかりますか?

平均で2万〜6万円程度かかります。旅行先や宿泊数により差があり、積立金として毎月分割で集金されるケースが一般的です。

就学援助制度は誰でも利用できますか?

利用できるかどうかは世帯の所得や税金の状況などで判断されます。全国でおよそ15%の中学生が利用している制度で、特別なものではありません。申請は毎年必要な場合が多いので、早めに教育委員会へ確認しましょう。

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この記事を書いた人

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