人生で一番晴れやかな出来事である「結婚」。当人達はもちろん、家族や友人を巻き込んでの一大イベントとなります。そんな時に、祝福の思いを精一杯伝える為に……ご祝儀袋にいくら包めばいいんでしょうか?
「金額なんて関係ない。祝福の気持ちがあれば……」とも言いますが、社会人として恥ずかしくない金額を包みたいのも本音です。
そこでこの記事は「ご祝儀の相場と目安、マナー」についてご紹介します。
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ご祝儀の相場と目安
まずは、一般的なご祝儀の相場と目安をご紹介します。
ご祝儀の相場と目安 | |
---|---|
叔父叔母 | 30,000〜100,000 |
いとこ | 5,000〜10,000 |
その他の親戚 | 5,000〜10,000 |
同僚 | 2,000〜3,000 |
部下 | 2,000〜3,000 |
友人 | 5,000〜10,000 |
※同僚部下は、複数で出しあった場合 |
ご祝儀はお住いの地域の慣習やお付き合いの度合いによっても異なってきますので、上記の金額は目安としてご利用ください。
20代のご祝儀アンケート
次は年代別のご祝儀の相場と目安を当サイト(お金を借りる相談所)が行なったアンケート結果をもとにご紹介します。
まずは、20代のご祝儀の相場と目安をご覧ください。
友人・知人、会社の同僚
- 30,000円 94%
- 20,000円 3%
- 10,000円 3%
兄弟・姉妹などの親族
- 50,000円 64%
- 30,000円 14%
- 100,000円 4%
30代のご祝儀アンケート
次に、30代のご祝儀の相場と目安をご覧ください。
友人・知人、会社の同僚
- 30,000円 95%
- 20,000円 2%
- 10,000円 1%
兄弟・姉妹などの親族
- 50,000円 65%
- 30,000円 13%
- 100,000円 4%
40代50代のご祝儀アンケート
最後に、40代50代のご祝儀の相場と目安をご覧ください。
友人・知人、会社の同僚
- 30,000円 92%
- 10,000円 8%
兄弟・姉妹などの親族
- 50,000円 77%
- 100,000円 11%
- 30,000円 11%
ご祝儀に使う「紙幣」と「枚数」のマナー
ご祝儀には金額だけでなく「紙幣」と「枚数」にも大切なマナーがあります。
せっかくの結婚式を盛り下げてしまわないためにも日本の伝統的なマナーを確認しておきましょう。
金額や紙幣の枚数は偶数を避けて奇数にする
ご祝儀の金額は「偶数、4、9」は避けるのが一般的です。
偶数 | 割り算で割り切れることから別れるを連想させる |
---|---|
4 | 4は死(シ)を連想させる |
9 | 9は苦(ク)を連想させる |
すでに紹介したご祝儀の相場と目安のアンケートでも「1万円、3万円、5万円」という奇数の金額がほとんどですね。
ただ最近は、偶数の2万円でも問題ないという見解もあるようです。
もしご祝儀を2万円にする場合は「1万円札 1枚と5千円札 2枚」のように金種と枚数を工夫してお包みしましょう。
お金は新札で、入れる方向にも注意
ご祝儀としてお包みする「お札」は「新郎・新婦の新しい門出をお祝いする」意味を込めて「新札」を用意するのがマナーです。
もし、新札が用意できなかった場合は「お札にアイロンをかけてシワを目立たなくする」ようにしましょう。
のし袋のマナーと表書き、中包みの書き方
ご祝儀は「のし袋」に入れて持参し受付でお渡します。
「のし袋」は「結び切り」という水引のものを使います。
結び切りの水引には「何度も繰り返さない」という意味があるので結婚の際に使われています。
ちなみに何度あってもよいお祝いには「蝶結び」を用います。
結婚式に間違って「蝶結び」の「のし袋」を使うと離婚を連想させるので絶対NGです。
結婚祝いの表書きの書き方
中包みの書き方
中包みのお札の入れ方
最後に
ご祝儀や結婚祝いはお祝いの気持ちですから、相場を知っておくことも重要ですが、無理のない範囲で金額を包むようにしましょう。
また、地域によってご祝儀の相場が異なる場合もありますので、不安があれば周囲の方に金額を聞いてみてもいいかもしれませんね。