中小消費者金融を利用する際、スコアリングシステムだけでは融資が決定しないことをご存知ですか?
「セントラル」や「いつも」はスコアリングシステムを重視していますが、「アロー」や「アルコシステム」は独自の審査基準を採用しています。
本記事では、中小消費者金融の審査方法とスコアリングシステムの役割について詳しく解説します。安心して融資を受けるためのポイントや、各社の特徴を理解して、自分に最適な金融機関を見つけましょう。
キャッシング審査のスコアリングシステムとは
キャッシングの審査は最短で即日融資が当たり前になっているため、どれだけ早く審査を完了するかが中小消費者金融においてもアピールポイントになっています。そのため、スコアリングシステムが導入されています。
スコアリングシステムとは、申し込みをされたお客様の情報に点数をつけて、過去の利用者データと比較することで返済能力などを判断するシステムです。
中小消費者金融の独自審査の基準
「セントラル」や「いつも」はスコアリングシステムを重視していると口コミや審査通過・審査落ちの方へのアンケートから判断できます。
これらの中小消費者金融では、スコアリングシステムを基に審査が行われるため、年収や勤務先などの数値的な要素が重視されます。
一方で、「アロー」や「アルコシステム」などはスコアリングシステムも使用していますが、それ以上に会社独自の審査基準を重視していることが口コミや審査通過・審査落ちの方へのアンケートから判断できます。
これらの金融機関では、申込者の現在の返済能力や人柄なども含めて総合的に審査が行われます。
スコアリングシステムのポイント
年収
年収は消費者金融のキャッシング・カードローン審査において重要な要素の一つです。
一般的に、年収300万円以上であれば十分なスコアとなりますが、年収100万円以上でも借り入れが可能です。ただし、年収が低い場合は他の審査項目とのバランスも考慮されます。
勤務先
勤務先も審査において重要なポイントです。
公務員や大手企業の社員は高いスコアを獲得しやすいですが、自営業者は収入が不安定と見なされ、点数が低くなりがちです。
アコムなどの大手消費者金融は自営業者や会社役員でも借りやすいのですが、中小消費者金融は厳し目です。
例えば、中小消費者金融の「フクホー」は自営業者や会社役員は申し込み不可と申し込み条件に明記されているので注意が必要です。
雇用形態
雇用形態は正社員が最も評価が高く、契約社員、派遣社員、アルバイトの順にスコアが下がります。個人事業主や会社役員は不安定とみなされるので、スコアは低めです。
勤続年数
勤続年数は長いほど有利です。
中小消費者金融の場合だと、「セントラル」や「いつも」は、勤務開始後2ヶ月目で借入できたとの口コミ・体験談があります。
ちなみにアローは勤続1年以上が申し込みの条件となっているので注意が必要です。
住居形態
住居形態は、持ち家が最も評価が高く、賃貸住宅や公営住宅は評価が下がります。
しかし、住居形態だけで審査に落ちることは少なく、現住所と身分証明書の住所が一致していることが重要です。
住居形態よりも、住宅ローン・家賃と収入の比率のほうが重要です。
住宅ローン・家賃が月収の25%〜35%に収まっていれば問題ありません。しかし、35%超だと急な出費や貯蓄に回す余裕がないと判断されるので、審査通過も厳しくなります。
居住年数
居住年数が短いとキャッシング・カードローンの審査でマイナスポイントになります。もし、転勤などやむを得ない理由で居住年数が短い場合は、申込みフォームの備考欄にその旨を書いておくと良いでしょう。
家族構成
家族構成では、独身で家族同居のケースが最も評価が高く、独身の一人暮らしが最も評価が低くなります。返済が滞った場合に連絡が取りやすいかどうかがポイントです。
まとめ
中小消費者金融はスコアリングシステムだけでは融資を決定しません。
「セントラル」や「いつも」はスコアリングを重視する傾向ですが、「アロー」や「アルコシステム」は会社独自の審査基準を重視しているようです。
もし、「セントラル」や「いつも」の審査に落ちてしまったら、審査基準の異なる「アロー」や「アルコシステム」に申し込んでみると案外、簡単に審査通過することがあります。