一人暮らしを始めるときは期待と不安が合間って、あれやこれやと準備したくなるものです。
でも、実際に生活が始まると「これいらないモノなんじゃないか?」と感じることもしばしば。
そこでこの記事では一人暮らしをしている20代前半の方に、暮らしの中で実はなくてもいいムダな家電について、筆者が編集に関わるタウン情報誌でアンケート調査しました。
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一人暮らしで必要ないと感じる家電製品は?
必要ないと感じたモノ
- テレビ
- 掃除機
- トースター
- 洗濯機
- 冷蔵庫
一人暮らしに不要な家電製品ワースト5はこのような結果になりました。「あれは必要なんじゃないか?」と疑問に感じるものもあるかもしれませんね。
では、いらない理由を見てみましょう。
ネットがあればテレビはいらない!?
「スマホがあるので、テレビはなくてもまったく問題なし。というか、放送されている内容もツマらないし、場所を取るだけだと思います」(24歳/会社員)
「すべてのことがパソコンやスマホで閲覧できてしまうので、何の不自由もありません。テレビも一応持っているのですが、ネットフリックスとかHuluを観るためのモニターとして使っています。このテレビが壊れたら、モニター画面だけを買うつもりですね」(29歳/会社役員)
「スマホでYouTubeとかAbemaTVばかり見ているので、テレビがなくても何の影響もないですね」(30歳/会社員)
アンケートにご回答いただいた方の約7割がテレビは不要ということでした。なぜかというと「パソコンやタブレット、スマホなどで情報を手に入れられる」から。
テレビだと自分が見たくない情報(CMとか嫌いなタレントさんとか)も見なくてはいけませんが、インターネットなら好きな情報を選ぶことができるのが魅力なようです。
さらに「そもそもテレビ番組はつまらないからネット動画に魅力を感じる」といった厳しい意見も。
確かに、AmazonプライムやNetflixなどの動画サービスはコンテンツも充実しているし、自分の好きなタイミングで鑑賞できるのがいいですよね。
一人暮らしだとコロコロで充分だから掃除機はいらない!?
「コロコロやクイックルワイパーなどがあれば掃除できますよね。」(32歳/派遣社員)
「掃除機の音って大きいから集合住宅だとうるさいかなって気になります。クイックルワイパーとかなら夜でも掃除できるし便利ですよ。」(21歳/学生)
「一人暮らしだと掃除機を使うほど汚れません。コロコロとかクイックルワイパーとかで充分です。」(25歳/会社員)
掃除機不要論で多かったのが「音がうるさい」から。確かに夜に掃除機を使用するのはマナー違反です。
その点、コロコロやクイックルハンドワイパーなら夜中でも気が付いた時に掃除できるから、掃除機よりも部屋を綺麗に保てるかもしれませんね。
時間がかかるしフライパンでも焼けるからトースターはいらない!?
「パンを食べるのは朝だと思うけど、のんびりトースターで焼いてる暇なんてないから、いらないですね。」(28歳/公務員/女性)
「パンを焼くだけなのに場所はとるし、いらない。」(30歳/会社員/女性)
「フライパンでも焼けるから、いらないです。」(29歳/会社員/男性)
トースター不要論の理由は辛辣なものが多いですね。
カリッと焼いたパンは確かに美味しいですが、時間もかかります。朝の忙しい時にのんびりとパンを焼くのは厳しいかもしれないですね。
それに、レンジで温めたり、フライパンで焼けばそれなりに美味しく食べられるのもトースターがいらない理由のようです。
コインランドリーがあるから洗濯機はいらない!?
「洗濯はコインランドリーに行けばできるので特に困りませんよね。しかも、乾燥機で早く乾かせば、生乾きのニオイに悩まされることもありません。合理的だと思います」(27歳/会社員/女性)
「コインランドリーの方が早いし、たくさんの洗濯物を洗うことができるからいいと思います。最近はカフェを併設するコインランドリーもあったりするので、洗濯中も有意義に使えます。」(21歳/個人事業主/男性)
「洗濯機は便利だけと、干したりするのが面倒。雨が続くと室内干しでニオイも気になる。結局、コインランドリーが最強だと思う。」(26歳/教員/女性)
洗濯機不要論の根拠は、ズバリ「コインランドリーの方が仕上がりが良い」から。
確かにコインランドリーの乾燥機で乾かすと変な匂いもつかずにいい感じに仕上がりますよね。
自炊しないから冷蔵庫はいらない!?
「自炊をしないので冷蔵後は必要がないですね」(24歳/個人事業主/男性)
「水は常温で飲むし料理もしないし。余計なものを買わなくて済むので節約にもなります。」(23歳/会社員/女性)
仕事終わりやお風呂あがりの冷たいビールをこよなく愛する方には信じられないかもしれませんが、冷蔵庫不要論を主張して実践する方も確かにいらっしゃいます。
まだまだある。不要な家電製品
一人暮らしに不要な家電製品ワースト5をご紹介しましたが、まだまだ不要な家電製品があるようです。
お米は太るから食べない。だから炊飯器もいらない。
「お米は太るから食べません。だから炊飯器もありません。」(21歳/大学生/女性)
炭水化物を摂らないダイエットが流行りましたが、その影響かもしれませんね。
自分の理想とする体型を維持するのは精神的にも肉体的にも大事なことですが、極端に走ると健康を害することもあります。
炭水化物も人間のカラダに不可欠な栄養素です。確かに白米の取りすぎは太りやすいですが、玄米にするなどして炭水化物を摂取するようにしましょう。
コーヒーメーカー・ドリップマシーンを使うのは最初だけ。コーヒーはカフェや喫茶店で飲む方がやっぱり美味しい
「コーヒーが好きなのでネスカフェのドリップマシーンを買いましたが、使ったのは最初だけでした。味はインスタントコーヒーと変わらない気がするし、カフェや喫茶店で飲む方がやっぱり美味しいですよね」(28歳/会社員/男性)
ドリップマシーンはいろいろなメーカーから販売されているので、目にしたことがある方も多いでしょう。
実は筆者もネスカフェのドリップマシーンを持っていたのですが、一年足らずで不燃ごみとして捨てました。
コーヒーはカフェや喫茶店のいい感じの雰囲気の中で飲むのが美味しいのだと思います。
ジューサーは洗うのが面倒
「スムージーを作ろうとジューサーを買いましたが、とにかく洗うのが面倒で、使わなくなりました。最近はコンビニのスムージーの品揃えもよくなったので、ジューサーはいらないですね。」(29歳/会社員/女性)
コーヒーメーカー・ドリップマシーンと同じように、ジューサーも一人暮らしを豊かにするアイテムのように感じますが、そうでもないようです。
逆に必要な家電は?
ここまでは不要な家電製品を紹介しましたが、逆に必要な家電製品は何でしょうか?
アンケート回答者の一致した意見はズバリ「スマホ」でした。ちなみに次に多かったのが「パソコン・タブレット端末」。
スマートフォンの通信料金や端末料金は決して安いものではありませんが、現代生活では必要不可欠なアイテムとなっています。
最小限度のモノで生活するミニマリスト
ミニマリストという言葉を目にする機会も増えてきました。
ムダなものを一切持たないシンプルな生活を愛するミニマリスト。
もともとはアメリカのミレニアム世代で好まれている生活スタイルのことですが、好景気というアナウンスを実感できない日本人のあいだでもミニマリストがじわじわと増加してきています。
日本には一切の無駄を省いた龍安寺庭園を美しいと感じる伝統があるので、ミニマリストの考え方も案外すんなりと受け入れられるのかもしれません。
生活スタイルはひとそれぞれなので、冷蔵庫もトースターも必要だ!という方もいてあたりまえ。
一人暮らしは必要最小限なモノではじめて、不便を感じたら電化製品の購入を検討するのが、スマートですね。