「他人の財布の中身は気になるけれど、なかなか聞けない…」
そんな方のために、今回は「夫婦のお小遣い事情」に迫ります。
今どきは夫婦で財布が別のケースや、共働きが当たり前の家庭も増えていますが、それでも「夫が全額給料を家計に入れて、お小遣い制」というスタイルは根強く残っています。
この記事では、最新アンケート結果をもとに、男女・年代別のお小遣いの平均額や使い道、足りない時の対応、さらに副収入事情まで詳しくご紹介します。
お小遣いの平均額は?男女・年代別でチェック
まずは最も気になる「月々のお小遣いの金額」から見ていきましょう。以下の表をご覧ください。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
平均 | 37,642円 | 34,468円 |
20代 | 38,165円 | 35,915円 |
30代 | 37,696円 | 36,065円 |
40代 | 36,719円 | 32,309円 |
50代 | 37,996円 | 33,622円 |
やや意外かもしれませんが、年代が上がるほどお小遣いが減るわけではありません。全体平均は男性37,642円、女性34,468円。男女ともに20〜30代がピークで、40代は子育て費用などの影響かやや控えめな傾向です。
配偶者の状況別:働く男性の“リアルなお財布事情”
次は「既婚・未婚」「子どもの有無」「配偶者の就業状況」で分類した、お小遣い平均額を見てみましょう。
働いている男性 | お小遣い(月額) |
---|---|
未婚 | 43,573円 |
既婚 子なし 共働き | 41,962円 |
既婚 子なし 専業主婦 | 39,408円 |
既婚 子あり 共働き | 31,620円 |
既婚 子あり 専業主婦 | 27,006円 |
既婚+子どもあり+専業主婦家庭では、月27,006円という結果に。家庭の状況に応じて、削られがちなのが「パパのお小遣い」のようです。
夫婦それぞれのお小遣いの使い道は?
次は男女別の「お小遣いの使い道ベスト10」を見ていきましょう。
順位 | 男性会社員 | 女性会社員 |
---|---|---|
1位 | 昼食 | 身だしなみ |
2位 | 飲み代 | 昼食 |
3位 | 趣味 | 携帯電話 |
4位 | 携帯電話 | ファッション |
5位 | 嗜好品 | 趣味 |
6位 | ガソリン | 飲み代 |
7位 | 雑誌・書籍 | 喫茶 |
8位 | 喫茶 | 雑誌・書籍 |
9位 | 身だしなみ | ガソリン |
10位 | 遊興費 | 嗜好品 |
男性は「昼食」「飲み代」「趣味」、女性は「身だしなみ」「昼食」「携帯電話」などが上位を占めます。
お小遣いが足りないとき、どうする?
では、お小遣いが足りなくなったとき、皆さんはどう対処しているのでしょうか?
対応方法 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
使わずに我慢する | 63.1% | 62.2% |
キャッシング・クレカ | 22.6% | 27.1% |
預貯金を崩す | 17.2% | 21.3% |
家計から捻出 | 13.2% | 11.2% |
副収入を得る | 6.6% | 3.3% |
アルバイトをする | 2.2% | 3.8% |
「我慢」が最多ですが、意外と多いのがキャッシングの利用。突然の出費があると、頼らざるを得ない場面もあるようです。
キャッシングの利用は計画的に
やむを得ずキャッシングを使う場合は、以下のポイントを意識しましょう。
- 信頼できる正規登録業者を使う(闇金は絶対NG)
- 初回無利息期間を活用する
- 必要最小限・短期間の利用を心がける
また、今すぐお金を借りる場合は「Web完結」「即日対応」「無利息」などの条件で選べる中小消費者金融がおすすめです。
収入を増やすには?副収入の選択肢を検討
お小遣いの不足に悩むよりも、「収入源を増やす」発想に切り替えてみるのも1つの手です。
実際、副収入を得ている人は…
- 男性:17.8%(月平均 32,470円)
- 女性:16.5%(月平均 30,810円)
特に20〜30代の副収入率が高めです。
年代 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20代 | 22.1% | 22.3% |
30代 | 22.9% | 15.7% |
40代 | 12.6% | 13.6% |
50代 | 13.7% | 14.2% |
副収入の例:
- ポイントサイトやアンケートモニター
- フリマアプリやネットオークション
- アフィリエイトやブログ運営
- 株式・FXなどの投資
- クラウドワークスやココナラなどでのスキル販売
- Uber Eatsなどのスキマバイト
本格的な副業ではなくとも、月1~2万円の副収入があれば精神的な余裕がまるで違います。
まとめ:お小遣いは“我慢”より“工夫”の時代へ
夫婦の家計管理のかたちは多様化し、お小遣い事情も一概には語れませんが、
- 平均3万円台(男女とも)
- 子どもがいる家庭ではやや低め
- 不足時はキャッシングや副収入で補う人が多数
という傾向が見えてきました。
これからは「節約」だけでなく「稼ぐ」「うまく借りる」という工夫も必要な時代です。今の生活を見直すきっかけとして、今回の調査結果が少しでも参考になれば幸いです。
本記事にて使用したアンケート概要
調査内容 | お小遣いの金額と使い道に関する調査 |
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調査方法 | インターネットによる調査 |
調査対象 | 20代、30代、40代、50代全国にお住いの人 |
実施期間 | 2025年2月1日〜3月31日 |
有効回答数 | 221 |
調査場所 |