キャッシングの申込みをしたけれど、審査の結果、断られてしまったという人もいらっしゃるでしょう。
断られるだけで終わるならよいのですが、「次の消費者金融ならきっと大丈夫!」と思ってすぐに違う消費者金融に申込みをする人も少なくありません。
実はこれ、自分自身でお金を借りるのに不利な状況を作り出しているかもしれません。
申込みをする件数が増えれば増えるほど、確実に審査には不利になるのです。
では、なぜ「申込み→審査否決」を繰り返すと、キャッシング審査で不利になってしまうのでしょうか?
もし、申込みの段階で断られた場合、次はどんなアクションを取ればよいのでしょうか?
今回は、消費者金融でお金を借りる際の「申込み」について詳しく解説いたします。
連続申込みはダメ!
キャッシングに申込みをすると個人信用情報登録機関に申込みされた事実を新たに登録します。
ここで重要なのは「申込みをした事実の登録」という部分です。
個人信用情報機関には、申込みをしたという事実だけでも登録されてしまうので、手当たり次第に申し込みむのは借入審査に悪い影響を与えます
3社の審査に落ちて4社目に申し込んだ場合
例えば、3社に申込みをしたけど全て審査に通らなかったとして、4社目に申込みをした消費者金融はどう思うでしょうか?
個人信用情報を照会すれば、それまでに他の消費者金融に申込みをした事実が分かります。
これが何件も蓄積されてしまえばどんな消費者金融も見逃すはずはありません。
「今までに3社も断られているなら、何か問題があるのでは?」と消費者金融が判断するので申込みの段階であっさりと断られてしまいます。
このように、「申込み⇒審査否決」という事実があると、次に違う業者に申込みしたときに、より審査に通りにくくなってしまうのです。(断られた会社が複数社に及ぶ場合はなおさら)
連続申し込みは何件まで?
厳しくいえば、1社目がだめだったらしばらく申込みを控えたほうが無難です。
しかし、管理人の経験だと、2社程度なら問題ないと思います。(実際に、3社目の消費者金融で審査OKが出たこともありますから。)
ただし、大手消費者金融(アイフル、アコム、プロミス、モビット、レイクなど)はより慎重で厳しい審査をしているので注意が必要です。
1社目で断られている場合、ただでさえ2社目は審査に慎重になるものです。
かつては消費者金融ごとの審査基準が存在していましたが、今は一部の会社が独自の審査基準で営業しているにすぎず、審査基準にあまり差がありません。
万全を期すなら、1社目に断られたらしばらく次は申込みをしないほうがいいでしょう。
2社同時に申し込む際のコツ
消費者金融1社に申し込むだけでは不安な場合は、2社同時に申し込むのが良いでしょう。
そんな時は、大手消費者金融と中小の消費者金融を組み合わせて申し込むのがベストです。
大手消費者金融(プロミス・アコム・アイフル・モビット)はどこも同じ審査方法です。
どこか1社で審査に落ちたら他の会社でも落ちます。
一方、中小の消費者金融は大手とは違う独自の審査方法をとっているので審査に通る可能性があるのです。
確実にキャッシングしたいなら大手消費者金融+中小消費者金融の組み合わせで申し込みましょう。
個人信用情報にいつまで残る?
キャッシングの申込みをした記録は、最長6ヶ月間記録されます。
一度どこかに申込みをして断られたら、その後6ヶ月程度は次の業者に申込みをしないほうが無難です。
複数の金融業社に申込みをするコツ
1日で申込みをする
複数業者に申込みをする場合、なるべく同じ日に行うことをおすすめします。
「今日ダメだったから、明日以降違うところに申込みしよう」と引き延ばしていると、個人信用情報の掲載期間もどんどん延びてしまい、いつまで経っても審査に通らなくなってしまいます。
最近はインターネットで申込みできる消費者金融も多くなったので、素早くその日のうちに申込みしておくことがベストです。
2社以内にしておく
1ヶ月に3社以上申込みをしていると「要注意」と判断されてしまう可能性が高まります。
できれば、2社以内にしておくことがポイントです。
審査基準をなるべく満たす
連続で融資の申込みをすると、それが審査に大きく影響してしまいますが、それ以外に不利な状態になっているものがあればそれを解消しておくことも大切です。
- あと少しで完済できるところはゼロにしておく
- 返済が遅延しているところは解消させておく
- 正社員として働ける職に就く
また「何度申込みをしても審査に通らない」という人は、1ヶ月以内に3社以上申込んでいないかをチェックしてみるといいかもしれません。
もし、心当たりがあったら、次の申込みまでに不利な点を解消させて、よい結果を出せるように準備するようにしましょう。